グリーンサイトの応募方式とは|書類提出の流れと元請の現場に応募する手順

グリーンサイトの応募方式とは、元請が協力会社から安全書類を受け付けるときの方式のひとつで、グリーンサイトには「招待」と「応募」の2つの方式があります。どちらを使うかは元請が決めていて、元請から「応募方式で提出してください」と言われたら、その元請の案内に沿って現場とつながり、グリーンファイル(作業員名簿などの安全書類一式)を作って提出します。この記事では、一人親方・建築業・職人さんの事務代行を行っているマッセが、2つの方式の違いと、書類提出までの流れを元請の公開資料をもとに整理します。

目次

グリーンサイトの応募方式とは|元請が選ぶ受付の方式

書類を見ながら打ち合わせをする様子
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応募方式は、協力会社が使う機能の名前というより、元請が「うちの現場ではこの方式で書類を受け付けます」と決めている運用の種類です。まずは自分の取引先がどちらの方式なのかを知ることから始まります。

グリーンサイトには「招待」と「応募」の2つの方式がある

神稲建設株式会社が協力会社向けに公開しているページでは、「グリーンサイトでは、『招待』と『応募』方式があります」と説明されています。同社は招待方式を採用しており、作業所から招待の通知を受けたら安全書類を提出する運用です。

応募方式を案内している元請の例

三和建設株式会社が公開している「グリーンサイト 書類提出の流れ」では、はじめて同社の下請けとして使う会社は企業管理メニューから同社をオーナー企業登録し、そのうえで「応募方式で書類の提出をしてください」と案内しています。同社の下請けとして使ったことがある会社は、オーナー企業登録を飛ばして、そのまま応募方式で提出します。

応募の具体的な画面操作は元請の案内で確認する

応募方式で、どの画面から何を選んで現場に応募するのかは、元請の公開資料や運営会社の公開ページでは確認できませんでした。操作は、元請から届く案内か、ログイン後に見られるWebマニュアルで確認してください。迷ったときは、グリーンサイトの操作窓口(0570-020-540)に「応募方式の元請の現場に書類を出したい」と伝えると話が早く進みます。

招待方式と応募方式の違い

2つの方式で違うのは、協力会社が書類を作る現場とつながるまでのきっかけです。グリーンサイトへの加入や、はじめての元請のオーナー企業登録が必要な点は変わりません。

項目招待方式応募方式
採用している元請の例株式会社福田組、株式会社新井組、神稲建設株式会社など三和建設株式会社など
はじめての元請のときオーナー企業登録が必要オーナー企業登録が必要
現場とつながるきっかけ作業所から届く招待の通知元請の案内に沿って応募する
作業所が出てこないとき元請の担当者に招待を依頼する元請の案内を見直し、担当者に確認する

招待方式は作業所からの通知を待つ

招待方式では、元請の作業所が協力会社を招待して初めて、その作業所でグリーンファイルを作れるようになります。元請の操作ガイドには「グリーンファイルは元請企業からの招待がないと作成できません」と書かれています。招待の仕組みはグリーンサイトの招待のやり方で解説しています。

どちらの方式かわからないときは元請に聞く

方式は元請ごとに決まっていて、協力会社の側からは選べません。元請の協力会社向けページや配布資料に書かれていることが多いので、まずそこを確認し、書かれていなければ現場の担当者か安全担当に聞きましょう。

書類提出までの全体の流れ

事務所でカレンダーを見ながら書類提出の段取りを立てている事務担当者
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元請から「グリーンサイトで書類を出してください」と言われてから、実際に提出するまでの流れを4つに分けます。自社がどこまで済んでいるかで、始める位置が変わります。

ステップ1|グリーンサイトに登録する

自社がまだ加入していなければ、新規申込みから始めます。三和建設株式会社の案内では登録完了まで3週間ほどかかるとされているので、入場日から逆算して動きましょう。申込みの相談は新規申込みの窓口(0570-020-140)です。

ステップ2|はじめての元請ならオーナー企業登録をする

一次協力会社として、はじめてその元請の現場に書類を出すなら、企業管理メニューからその元請をオーナー企業として登録します。元請の操作ガイドでは、企業管理、オーナー企業管理、新規登録の順に進み、元請の正式名称で検索して登録する手順になっています。

ステップ3|会社・従業員・車両などの情報を登録しておく

グリーンファイルは、登録してある会社や作業員の情報から組み上がる仕組みです。会社の基本情報、従業員(資格・健康診断・社会保険など)、車両やクレーンの情報を先にそろえておくと、書類づくりがすぐ終わります。従業員の登録はグリーンサイトの従業員登録の方法をご覧ください。

ステップ4|元請の方式に沿って現場とつながる

招待方式なら作業所からの招待を待ち、応募方式なら元請の案内に沿って応募します。現場とつながると、グリーンファイルの新規作成でその作業所を選べるようになります。

元請ごとに方式や提出のルールが違って、何から手をつければいいかわからないという方も多いと思います。グリーンサイトの登録や書類の入力ごと、マッセに任せる方法もあります。LINEで相談する

グリーンファイルを作って提出する手順

ここからは、神稲建設株式会社が公開している協力会社向けの操作ガイド(招待方式の元請のもの)に沿って、現場とつながったあとの作業を説明します。資料は運営会社の旧社名のころのものなので、ボタンの名前や位置が今の画面と違うことがあります。応募方式の元請で違う部分があれば、元請の案内に従ってください。

ステップ1|グリーンファイル一覧から新規作成する

「グリーンファイル一覧」を開き、「新規作成」をクリックします。現場とつながっている作業所が一覧に出るので、提出先の作業所の「選択」を押します。工事内容を選んで「確定」すると、グリーンファイルが作られます。施工体制台帳(再下請負通知書)は「工種」ごとに作るよう案内されています。

ステップ2|再請負編成を作る

「再請負編成」を作らないと書類の作成に進めません。自社だけで入る場合も編成を確定させ、二次企業がいる場合は「+下位企業を追加」から追加して「確定」を押します。確定を押さないと、追加した会社が反映されません。階層ごとの考え方はグリーンサイトの施工体制台帳でも解説しています。

ステップ3|作業員名簿を作る

提出書類の一覧で、まだ作っていない書類は「未」と表示されます。作業員名簿の「未」から、現場に入る作業員を選んで追加し、職種を選んで確定します。安全衛生責任者は、いずれかの作業員に必ず設定するよう書かれています。名簿の出し方はグリーンサイトの作業員名簿の出力方法もご覧ください。

ステップ4|再下請負通知書を作る

再下請負通知書の「未」から編集し、必須の項目を入れます。注文書と請書の写しは必ず添付し、複数あるときはすべて添付するよう案内されています。書き方の注意点はグリーンサイトの再下請負通知書にまとめています。

ステップ5|元請の独自帳票を作る

元請によっては、グリーンサイトの共通の書類のほかに、独自の書類(火気使用願など)を求めることがあります。提出する書類の内容や種類は提出先の元請によって違うので、一覧に出ている「未」をひとつずつ埋めていきます。

ステップ6|「書類提出」を押す

初回の提出では、編成に入っているすべての会社の必要な書類が「〇」になると、「書類提出」のボタンが押せるようになります。コメントを入れて(任意)「はい」を押すと、書類の状況が「提出」に変わります。一次企業は、二次以降の会社の書類もまとめて提出します。

ステップ7|元請の受領を確認する

提出したら、元請の作業所に「受領」してもらいます。受領されると状況が「受領済」になります。操作ガイドでは、受領されないと書類の再提出ができないと書かれているので、提出後は受領まで見届けましょう。

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提出方法は4種類|元請の帳票一覧で確認する

机の上に並べた安全書類とノートパソコン
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すべての書類がグリーンサイトの画面入力だけで済むとは限りません。株式会社新井組や神稲建設株式会社の案内では、書類ごとに次の4つの提出方法が決められており、どれに当たるかは元請の帳票一覧で確認します。

提出方法内容
電子(自動)グリーンサイトに登録した情報から自動で書類が作られ、提出される
電子(入力)グリーンサイトの画面に直接入力して提出する
電子(PDF)Excelなどで作った書類をPDFにして添付し、提出する
紙提出書類をダウンロードして作り、紙で作業所に直接出す
出典:株式会社新井組・神稲建設株式会社の協力会社向けページ

提出の期限は元請ごとに決まっている

締切も元請が決めています。たとえば株式会社新井組の案内では、入場日の5日前までにグリーンサイトで提出し、追加や変更があればすみやかに出すよう求めています。自社の取引先の期限は、元請の案内で確認してください。

書類が出せない・作業所が出てこないときの対処

提出の直前で止まるときは、原因がだいたい決まっています。元請の操作ガイドに書かれていることを中心に、確認する順にまとめます。

新規作成の画面に作業所が出てこない

招待方式なら、まだ招待を受けていない状態です。操作ガイドでも、作業所が表示されない場合は元請の担当者に直接確認するよう書かれています。応募方式なら、元請の案内どおりに応募が済んでいるかを見直し、それでも出てこなければ元請に確認します。はじめての元請なら、オーナー企業登録が済んでいるかも確かめてください。

「書類提出」のボタンが押せない

操作ガイドでは、提出できない原因として、一時保存のままの書類があること、基本データと再下請負通知書の内容が食い違っていること(従業員の資格情報と、通知書に書いた主任技術者の資格が違うなど)が挙げられています。必須の書類がすべて「〇」になっているかもあわせて確認しましょう。

提出したあとに直したい

提出済みの書類に少しでも修正を加えると、「書類提出」のボタンがまた押せる状態になります。ただし、元請の受領が済んでいないと再提出できないので、先に受領してもらうよう元請に連絡してください。

二次以降の会社の書類がそろわない

初回の提出は、編成に入っている全社の必要書類がそろうまでできません。下の会社が未加入なら、上位企業が代わりに登録する代行登録もできます。公式のよくある質問では、代行登録料は1企業あたり年2,400円(税別)で、登録月の翌月末まで最大2か月無料、一人親方は無料とされています。

建設業の事務代行 masse(マッセ)

この作業、まるごとマッセに任せられます

グリーンサイトの新規登録やオーナー企業の登録から、再請負編成・作業員名簿・再下請負通知書の作成と提出まで、必要な情報をLINEで送っていただければ、マッセが代わりに進めます。

よくある質問(FAQ)

応募方式と招待方式は、協力会社が選べますか?

選べません。どちらの方式を使うかは元請が決めています。取引先ごとに方式が違うことがあるので、元請の案内を確認してください。

同じ元請の別の現場でも、オーナー企業登録はやり直しますか?

やり直しは不要です。三和建設株式会社の案内でも、同社の下請けとして使ったことがある会社は、オーナー企業登録をせずにそのまま書類の提出に進む流れになっています。

二次の会社も応募するのですか?

元請の操作ガイドでは、二次以降の会社は一次企業に再請負編成をしてもらい、自社のグリーンファイルを作る役割とされています。提出は一次企業がまとめて行います。

グリーンサイトに載っていない書類はどう出しますか?

元請の帳票一覧で、その書類が「電子(PDF)」か「紙提出」かを確認します。PDFなら添付して提出し、紙なら作業所に直接持っていきます。

操作がわからないときはどこに聞けばいいですか?

画面の操作はグリーンサイトの操作窓口(0570-020-540)、提出する書類や締切は元請の担当者です。窓口の一覧はグリーンサイトの問い合わせ先・電話番号一覧にまとめています。

まとめ|方式を確かめてから、編成・名簿・通知書の順に

書類の提出を終えてパソコンの前でひと息つく事務担当者
Photo by Jason Strull on Unsplash

グリーンサイトには「招待」と「応募」の2つの方式があり、どちらを使うかは元請が決めています。はじめての元請ならオーナー企業登録をし、方式に沿って現場とつながったら、再請負編成、作業員名簿、再下請負通知書、独自帳票の順に「未」を埋めて「書類提出」を押し、元請の受領まで確認します。応募の具体的な操作は、元請の案内かログイン後のマニュアルで確認してください。

元請ごとに違うルールに合わせて書類をそろえるのが負担になっている場合は、マッセのグリーンサイト・Buildee登録代行でお手伝いしています。現場からLINEで送るだけで進められますので、相談だけでもお気軽にどうぞ。なお、グリーンサイトの画面や仕様は変わることがあります。最新の情報は、ログイン後のマニュアルや元請からの案内でご確認ください。

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