建設業の高卒採用|年間スケジュールと求人票の出し方

※本記事にはプロモーション(正規代理店としてのサービス紹介)が含まれます。

高校新卒の採用は、中途採用とまったく進め方が違います。学校・経済団体・行政の申し合わせによって日程が決まっており、動き出す時期を逃すとその年は採用できません。採用の1年以上前から準備が必要な一方、うまく回れば毎年続けて若い人を迎えられる手段でもあります。この記事では、年間のスケジュール、特有のルール、求人票の書き方、受け入れの準備を解説します。

※日程やルールは年度や地域によって異なる場合があります。最新の内容は、事業所の所在地を管轄するハローワークにご確認ください。

予定を書き込む白いノートとペン
Photo by Towfiqu barbhuiya on Unsplash

年間スケジュール

翌年3月卒業の生徒を採用する場合、前年から動きます。一般的な日程は次のとおりです。

時期やること
6月1日以降ハローワークで求人申込書の受付が始まる
7月1日以降学校への求人申込、求人票の送付、学校訪問が可能になる
7月〜8月職場見学の受け入れ(夏休みが中心)
9月5日以降学校から企業へ応募書類が提出される
9月16日以降選考開始・採用内定の開始
10月以降二次募集。内定者へのフォロー
翌年4月入社

ポイントは、7月から9月前半までの約2か月が勝負だということです。この間に学校とつながり、職場見学を受け入れられるかどうかで結果が決まります。6月に求人を出して放置していると、生徒の目に触れないまま9月を迎えます。

高卒採用特有のルール

学校を通した応募が基本

生徒が直接応募するのではなく、学校の進路指導を通じて応募します。企業が生徒に直接接触して応募を勧めることはできません。やり取りの窓口は学校の進路指導の先生になります。

一人一社制

一定の時期までは、生徒が応募できる企業は原則1社に限られます(地域や時期によって複数応募が認められる場合があります)。生徒にとっては慎重な選択になるため、職場見学で実際の現場を見せることが大きな意味を持ちます。

内定辞退が起きにくい

学校を通した信頼関係のうえで決まるため、中途採用に比べて内定辞退は少ない傾向があります。その代わり、企業側も安易な内定取り消しはできません。

配筋が進む現場の脇に集まったヘルメットと反射ベスト姿の作業員たち
Photo by Scott Blake on Unsplash

求人票の書き方

読むのは生徒本人だけでなく、進路指導の先生と保護者です。3者が見ることを前提に書いてください。

  • 仕事内容:専門用語を使わず、1日の流れで書く。高校生が読んで想像できる言葉に
  • 教育体制:入社後3か月、1年で何ができるようになるかを段階で示す
  • 資格取得:会社が費用を負担する資格と、取る時期を明記する
  • 休日:年間休日数と、土日の実際の運用
  • 社会保険:具体名で記載(保護者が見る項目です)
  • 離職の状況:過去の新卒採用者が何年続いているか書けるなら強い材料になります

先生が生徒に勧めるかどうかは、安全と定着で決まります。「危なくないか」「3年続くか」に答えられる求人票にしてください。

学校とのつながりを作る

高卒採用は、求人票を出すだけでは動きません。学校訪問が解禁されたら、近隣の工業高校や普通科の進路指導室を訪ねてください。

  1. 訪問前に電話でアポイントを取る(先生は多忙です)
  2. 求人票に加え、会社案内と現場の写真を持参する
  3. 職場見学を受け入れられる日程を具体的に伝える
  4. 過去に採用した生徒がいれば、その後の様子を報告する

1年目で結果が出ないことも珍しくありません。訪問を続けて顔を覚えてもらうことで、2年目以降に紹介が回ってくるようになります。

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職場見学の受け入れ

高卒採用で最も効果があるのが職場見学です。生徒にとっては、働く現場を見る初めての機会になります。

  • 安全を最優先に、立ち入る範囲とヘルメット等の装備を事前に決める
  • 元請の現場を見せる場合は、必ず事前に許可を取る
  • 若手の職人と話す時間を作る(社長の話より響きます)
  • 1日の流れを実際に見せる(朝礼から片付けまでの一部でも)
  • 保護者からの質問に答えられる資料を用意する

見学を受け入れると決めたら、求人票にも「職場見学を随時受け付けています」と書いてください。先生が生徒に勧めやすくなります。

中途採用と並行して進める

高卒採用は年に1回しか機会がなく、入社まで時間がかかります。欠員の補充には使えないため、中途採用と役割を分けてください。

即戦力や欠員の補充は求人サイトなどの通年の媒体で、将来の職長候補は高卒採用で、という二本立てが現実的です。通年の掲載については、マッセが正規代理店を務める建設・建築業専門の求人サイト「GATEN職」もご検討ください。詳しくはGATEN職の掲載相談ページをご覧ください。

よくある質問

Q. 小さい会社でも高卒採用はできますか?

できます。会社の規模より、教育の体制と安全への姿勢が見られます。少人数だからこそ丁寧に見られるという点は、むしろ強みとして伝えられます。

Q. 求人票を出すだけで応募は来ますか?

難しいです。学校訪問と職場見学がセットで初めて動きます。先生が生徒に勧める材料を渡すところまでが企業側の仕事と考えてください。

Q. 高校生に任せられる作業の制限はありますか?

18歳未満の方には、労働基準法で深夜業や危険有害業務の制限があります。クレーンの運転や一定の高さでの作業など、建設現場には該当する業務が含まれます。入社時点の年齢に応じて配置を考える必要があるため、事前に労働基準監督署へ確認してください。

Q. 内定後から入社までのフォローは?

内定から入社まで半年ほど空きます。年末や春休みに会社へ来てもらう、先輩から連絡を入れる、入社前に装備一式を渡すなど、接点を作ってください。何もしないと不安が募ります。

まとめ:7月から9月前半に、学校とつながれるかで決まる

建設業の高卒採用は、6月のハローワークへの求人申込、7月の学校への求人提出と学校訪問、夏休みの職場見学、9月16日以降の選考という流れで進みます。学校を通した応募で、一定時期までは一人一社制というルールがあるため、生徒は慎重に選びます。求人票は、生徒・先生・保護者の3者が読む前提で、仕事内容を平易な言葉で、教育体制と資格支援を具体的に書いてください。欠員の補充には使えないので、通年の媒体と役割を分けて進めます。通年掲載のご相談はGATEN職の掲載相談ページから承っています。

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