グリーンサイトのログイン画面はスマホのブラウザでも開けますが、公式の推奨環境にスマホは入っていません。推奨されているのは、Windows 11のパソコン(EdgeかChrome)と、横置きのiPadです。公式のスマホアプリはありますが、技能者(作業員)向けの「Myグリーンサイト」や入退場の記録用で、協力会社が安全書類を作るためのものではありません。この記事では、スマホでできること・できないこと、iPadで使う時の注意、アプリの種類、Buildeeとの違い、そしてパソコンがない会社の現実的な選択肢を、公式の案内をもとに整理します。
グリーンサイトの推奨環境(公式)
Windows 11のパソコン(Edge・Chrome)/横置きのiPad(iPadOS 18・26)。スマホとSafariは推奨環境外です。

結論:スマホは推奨環境外。書類作業はパソコンかiPadで
公式の推奨環境にスマホは入っていない
建設サイト・シリーズ公式の推奨環境では、グリーンサイトの推奨OSはWindows 11とiPadOS 18・26、推奨ブラウザはMicrosoft Edge(Chromium版)、Google Chrome、iPad版Chromeです。iPhoneやAndroidのスマホは入っていません。公式は、グリーンサイトの申し込みや利用にはパソコンを推奨すると明記しています。
「開ける」と「使える」は別
スマホのブラウザでログイン画面を開くこと自体はできます。ただ、推奨環境から外れているため、表示が崩れたり、ボタンが反応しなかったりしても、それは想定内という扱いになります。開けたからといって、書類の作成や提出まで問題なくできるとは限りません。
Safariは動作環境外
iPhoneで最初から入っているSafariは、グリーンサイトでは動作環境外です。Firefoxも同じく対象外とされています。スマホで開く場合も、せめてChromeを使ってください。
| 端末 | 推奨環境に入っているか | 補足 |
|---|---|---|
| Windows 11のパソコン | ○ | Edge(Chromium版)かChrome。解像度1366×768以上 |
| iPad(iPadOS 18・26) | ○ | 横置きが前提。iPad版Chromeはポップアップの許可が必要 |
| iPhone・Androidのスマホ | × | 推奨環境に入っていない |
| Mac | × | 推奨OSはWindows 11とiPadOSのみ |
出典:建設サイト・シリーズ公式「推奨環境」(2026年10月時点)
スマホでログインする手順
推奨環境外であることを前提に、どうしてもスマホで確認したい時の手順です。
手順1:Chromeでログイン画面を開く
Chromeで portal.kensetsu-site.com/login を開きます。左上に「建設サイト・シリーズ」と表示され、MCDP-IDとパスワードの2つの欄がある画面が正しいログイン画面です。

手順2:MCDP-IDとパスワードを入力する
MCDP-ID(半角英数字)とパスワードを入力して「ログイン」を押します。スマホのキーボードは自動で全角や大文字になることがあるので、入力した文字をよく確認してください。
手順3:ワンタイムパスワードで認証する
建設サイト・シリーズでは、ID・パスワードに加えてワンタイムパスワードによる認証があります。画面の案内に従って入力すると、ログインが完了します。ログインの詳しい流れはグリーンサイトのログイン画面はこちらで解説しています。
iPadで使う時の注意
スマホは推奨外ですが、iPadは推奨環境に入っています。パソコンがない会社にとっては、現実的な選択肢になります。
横置きで使う
公式の推奨環境では、iPadの利用は横置きが前提とされています。縦向きのままだと、画面の一部が見えにくくなることがあります。
iPad版Chromeはポップアップを許可する
iPad版Chromeで使う場合は、Chromeの設定からポップアップを許可しておく必要があります。許可していないと、開くはずの画面が開かないことがあります。
iPadOSのバージョンを確認する
推奨されているのは iPadOS 18・26 です。古いiPadで、アップデートができずに古いバージョンのままになっている場合は、推奨環境から外れます。設定アプリの「一般」から、今のバージョンを確認しておきましょう。
グリーンサイト関連のスマホアプリは用途が違う
「グリーンサイトのアプリ」と呼ばれるものはいくつかありますが、どれも協力会社が安全書類を作るためのアプリではありません。
Myグリーンサイト:技能者(作業員)向けアプリ
Myグリーンサイトは、グリーンサイトに登録されている技能者向けのスマホアプリです。元請からのお知らせや資料、朝礼動画や新規入場者教育の動画などを、技能者が自分のスマホで確認できます。利用開始の手続きは技能者自身が行い、その際に職長向けのMCDP-IDも自動で発行される仕組みです。Myグリーンサイトを使っている人は、MCDP-IDの確認やパスワードの再設定を、アプリ左上のメニューの「アカウント」から行います。
入退場の記録用アプリ:元請の現場で使うもの
グリーンサイトには、現場の入退場を記録する通門管理の機能があります。公式の紹介では、iOS端末があれば、無償のアプリとグリーンサイトから発行できるQRコードで運用できるとされています。QRコードのほか、CCUSカードや顔認証などの方法もあります。こちらは現場の入退場を管理する側が使うもので、協力会社が書類を作るためのものではありません。元請向けのアプリについてはスマートリーダーforグリーンサイトとは?で解説しています。
| アプリ・機能 | 使う人 | できること |
|---|---|---|
| Myグリーンサイト | 技能者(作業員) | お知らせ・教育動画の確認、MCDP-IDの確認やパスワード再設定 |
| 入退場の記録(通門管理) | 現場の入退場を管理する側 | 作業員の入退場の記録、残留者や出面の把握 |
| ブラウザ版グリーンサイト | 協力会社の事務担当など | 会社・作業員の登録、安全書類の作成と提出(パソコンかiPad推奨) |
Buildeeとの違い
ここは実務でよく比べられるところです。どちらも、書類を作るのはパソコン(またはiPad)という点は同じです。
| グリーンサイト | Buildee | |
|---|---|---|
| スマホアプリ | 技能者向けのMyグリーンサイト、入退場の記録用 | 入退場用のアプリあり(顔レコはiPhone・iPadのみ、顔レコ for 技能者はiPhone・Android) |
| スマホのブラウザ | 開けるが推奨環境外 | ログインできる(作業予定の入力などは可能) |
| スマホでの書類作成 | 推奨環境外のため不向き | 作業員名簿などの労務安全はスマホ非対応 |
Buildeeのスマホ対応はビルディーはスマホでどこまで使える?で詳しく解説しています。

現実的な使い分け
スマホでやること
- 資格証や保険の書類を撮影して、事務担当や代行先に送る
- 技能者がMyグリーンサイトでお知らせや教育動画を確認する
- 現場から急ぎの連絡を受け取る
パソコン(またはiPad)でやること
- 会社情報や作業員の登録
- 安全書類の作成と提出
- 差し戻された書類の修正
小さな画面で急いで入力すると、資格の期限や保険の欄で打ち間違いが起きやすくなります。差し戻されて二度手間になるくらいなら、パソコンかiPadで落ち着いて入力したほうが、結局は早く終わります。
パソコンがない会社の選択肢
事務所にパソコンがない、社長が一人で全部やっている、という会社もあります。その場合の選択肢は次の3つです。
選択肢1:iPadを用意する
iPadは推奨環境に入っているので、パソコンの代わりになります。横置きで、iPad版Chromeを使い、ポップアップを許可しておきましょう。
選択肢2:上位の会社に代行登録してもらう
二次以下の協力会社で、パソコンやスマホがないなどの理由で加入が難しい場合は、上位の会社が有償オプションの「代行登録」で登録できます。料金は1企業あたり年間2,400円(税別)で、登録月の翌月末までの最大2か月は無料、協力会社が一人親方の場合は無料です。流れはグリーンサイト代行企業登録の手順をご覧ください。
選択肢3:事務代行に入力を任せる
資格証や保険の資料をスマホで撮って送るだけにすれば、パソコンを触る作業はなくなります。どの選択肢でも、「スマホで撮って送る」ところまでは自分でやる必要がありますが、その先の画面操作からは解放されます。
よくある質問(FAQ)
Q. スマホでログインだけはできますか?
ブラウザでログイン画面(portal.kensetsu-site.com/login)を開き、MCDP-IDとパスワードを入力して、ワンタイムパスワードの認証を行う流れはパソコンと同じです。ただしスマホは推奨環境に入っていないため、表示や動作は保証されていません。
Q. iPhoneのSafariで開いても大丈夫ですか?
Safariはグリーンサイトの動作環境外です。スマホで開く場合も、Chromeを使ってください。ただし、スマホ自体が推奨環境外である点は変わりません。
Q. タブレットならどうですか?
iPad(iPadOS 18・26)は推奨環境に入っています。横置きで使い、iPad版Chromeの場合は設定からポップアップを許可してください。
Q. Macでも使えますか?
グリーンサイトの推奨OSはWindows 11とiPadOS 18・26で、Macは推奨環境に入っていません。Macで開くこと自体はできても、表示や動作は保証されない扱いです。会社のパソコンがMacしかない場合は、iPadを用意する方法も検討してみてください。
Q. 画面の右側が切れて、ボタンが見つかりません。
推奨の画面解像度は1366×768以上です。1280×720などで表示すると、横スクロールになったり、画面の右側が表示されなかったりすることがあると公式が案内しています。パソコンならブラウザの表示倍率を下げる、iPadなら横置きにすると見やすくなります。
Q. Myグリーンサイトで安全書類は作れますか?
Myグリーンサイトは技能者向けのアプリで、お知らせや教育動画の確認などに使うものです。協力会社が会社情報を登録したり、安全書類を作って提出したりするのは、パソコンかiPadのブラウザ版で行います。
Q. スマートリーダーは下請けでも使えますか?
グリーンサイトを契約している元請企業向けに提供されているアプリです。下請けが自社の書類を作るために使うものではありません。詳しくはスマートリーダーforグリーンサイトとは?で解説しています。
まとめ:スマホは確認と撮影、入力はパソコンかiPadで
グリーンサイトはスマホのブラウザでも開けますが、公式の推奨環境にスマホは入っていません。書類の作成や提出は、Windows 11のパソコン(EdgeかChrome)か、横置きのiPadで行うのが前提です。公式のスマホアプリは、技能者向けのMyグリーンサイトや入退場の記録用で、書類作成のためのものではありません。パソコンがない場合は、iPadを用意するか、代行登録や事務代行に頼る方法があります。資料をスマホで撮って送るだけで済ませたい方は、建設業特化の事務代行マッセにLINEでご相談ください。

