e-Weldは、日本溶接協会(JWES)の溶接技能者・溶接管理技術者に関する申込みや資格管理をウェブで行う仕組みです。使い始めるにはまずマイページを作る必要があり、個人で管理するものと、会社が従業員の資格をまとめて管理するものの2種類があります。この記事では登録の流れと、会社としてまとめて管理するときの注意点を解説します。

マイページは2種類ある
最初に選ぶのがここです。あとから変えると手間になるので、誰が管理するのかを先に決めてください。
| 種類 | 管理するのは | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 本人管理マイページ | 資格を持つ本人 | 個人で資格を管理する。転職しても自分で引き継げる |
| 勤務先管理マイページ | 会社 | 従業員の資格をまとめて把握し、更新の管理も会社で行う |
溶接工を複数抱えている会社なら、勤務先管理マイページを作って一括で見るほうが現実的です。誰の資格がいつ切れるかを会社が把握できないと、現場に出せない事態が突然起きます。
登録の流れ
- e-Weldでマイページ作成のボタンを選びます。本人管理か勤務先管理かをここで決めます。
- 氏名やメールアドレスなど、案内に従って利用者情報を入力します。
- すでに資格を持っている場合は、その資格をマイページに登録します。有効期限内の資格は登録が必須です。
- 登録が済むと、評価試験の申込みやサーベイランス、更新の手続きをウェブから行えるようになります。
3つめを飛ばしてしまう方がいますが、既存資格の登録は必須です。ここが空のままだと、更新の案内も申込みもできません。手元の資格証を見ながら、正確に入れてください。

サーベイランスと更新
溶接技能者の資格は取って終わりではなく、継続して従事していることを確認する手続き(サーベイランス)と、期限ごとの更新があります。この申込みもe-Weldから行う形になっています。
会社としていちばん怖いのは、うっかり期限を過ぎることです。資格が失効すると、その溶接工を必要な作業に就かせられなくなります。勤務先管理マイページで期限を一覧できるようにしておき、余裕をもって手続きしてください。
安全書類との関係
溶接の資格は、作業員名簿の資格欄に記載する対象です。グリーンサイトなどのシステムに登録する際も、有効期限を入れておけば期限切れの警告を受け取れます。
つまり管理する場所が2か所になります。e-Weld側で更新し、安全書類側の登録内容も直す。この片方を忘れると、資格は生きているのに書類上は切れている、という状態になります。更新したらセットで直す習慣にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 本人管理と勤務先管理の両方を作れますか?
役割が違うので、会社が勤務先管理を作り、本人も自分のマイページを持つという形は考えられます。ただし管理が二重になって混乱しやすいので、社内でどちらを主にするかを決めておいてください。
Q. 従業員が退職したらどうなりますか?
資格そのものは本人のものです。勤務先管理マイページからは外す必要があります。退職時の手続きに組み込んでおかないと、辞めた人の資格をいつまでも会社が管理している状態になります。
Q. 資格証をなくしました。
マイページに資格を登録していれば、そこで内容を確認できます。再交付が必要な場合の手続きは日本溶接協会に確認してください。現場で原本の携帯を求められることがあるので、早めに動くほうが安全です。
Q. 会社としてまとめて申し込めますか?
勤務先管理マイページであれば、従業員分の申込みや管理をまとめて扱えます。人数が多いほど効果が出ます。逆に個人ごとにばらばらに申し込んでいると、誰が済ませて誰がまだかを把握できません。
まとめ:勤務先管理で一覧化し、安全書類とセットで更新する
e-Weldは、マイページを作るところから始まります。溶接工を複数抱えている会社なら、勤務先管理マイページでまとめて管理するのが実務的です。既存資格の登録は必須で、これを済ませないと更新やサーベイランスの手続きに進めません。資格を更新したら、安全書類側の登録内容も忘れずに直してください。この二重管理が負担なら、建設業特化の事務代行マッセがまとめてお引き受けします。

