グリーンサイトの代行登録でつまずく原因のほとんどは、書類が揃わないことです。操作自体は難しくありません。この記事では、代行する側とされる側がそれぞれ用意するものを一覧にし、集める順番と、どうしても揃わないときの進め方をまとめます。先に全体像を押さえてから声をかけると、格段に早く終わります。
必要書類の全体像
大きく3つに分かれます。会社に関するもの、保険に関するもの、作業員に関するものです。
| 分類 | 書類 | 用意するのは |
|---|---|---|
| 手続き | 代行登録に関する覚書 | 両者で取り交わす |
| 会社 | 建設業許可証(持っている場合) | 代行される会社 |
| 会社 | 屋号・所在地・代表者名が分かるもの | 代行される会社 |
| 保険 | 健康保険・年金の加入状況が分かるもの | 代行される会社 |
| 保険 | 雇用保険の加入状況(従業員がいる場合) | 代行される会社 |
| 保険 | 労災保険の特別加入証明(一人親方の場合) | 代行される会社 |
| 作業員 | 氏名・生年月日・住所が分かるもの | 代行される会社 |
| 作業員 | 資格証(技能講習修了証、特別教育の記録など) | 代行される会社 |
| 作業員 | 直近の健康診断の受診日が分かるもの | 代行される会社 |
| 作業員 | CCUS技能者ID(登録済みの場合) | 代行される会社 |
見てのとおり、ほとんどが代行される側から出してもらうものです。代行する側が自前で用意できるのは覚書くらいなので、いかに早く相手から集めるかが勝負になります。
覚書は最初に取り交わす
代行登録では、他社の情報を自社が代わって登録することになります。そのため、代行することについて双方が合意していることを示す覚書を取り交わします。
後回しにしがちですが、これは最初にやってください。覚書を送るタイミングで「あわせてこの書類もください」と必要書類の一覧を渡せば、一度のやり取りで話が進みます。書類を集めてから覚書を送ると、二度手間になります。
集める順番
効率を考えると、次の順番が最短です。
- 覚書と必要書類の一覧をまとめて送る。何が必要かを一度で伝えます。
- 会社に関するものを先に受け取る。ここが埋まれば企業としての登録は進められます。
- 作業員の資料を集める。一番時間がかかるので、並行して声をかけ続けます。
- 揃った人から順に登録する。全員分が揃うのを待たないのがコツです。
4つめが実務では効きます。「全員分揃ってから」と考えていると、1人の資格証が出てこないだけで全体が止まります。入れられる人から入れておけば、最後に残るのは数人分だけになります。
揃わないときによくある原因
相手が動いてくれないのではなく、たいていは物理的に見つからないだけです。
- 資格証をなくしている。再交付の手続きが要ります。時間がかかるので早めに気づきたい項目です。
- 健康診断を受けていない。受診してもらう必要があります。1年以内であることが基本です。
- 労災の特別加入が切れている。一人親方の更新は毎年3月です。ここで発覚することがよくあります。
- 何を出せばいいか分かっていない。「保険の書類」と言われても何を指すのか伝わっていないケースです。具体名で伝えてください。
4つめを防ぐには、一覧に「たとえばこういうもの」と例を添えるのが効果的です。スマートフォンで撮って送ってもらう形にすれば、相手の負担もかなり下がります。
よくある質問(FAQ)
Q. 建設業許可を持っていない会社でも代行登録できますか?
できます。軽微な工事のみを請け負っている場合、そもそも許可は不要です。許可番号の欄は空欄または許可なしとして進めます。ただし元請が下請けに許可を求めている場合は、それとは別の話になります。
Q. 資格証は原本が必要ですか?
登録の際はコピーや写真で足ります。ただし現場によっては原本の携帯を求められるので、本人には必ず持たせてください。写真を撮ったから原本は不要、ということにはなりません。
Q. 集めた書類はどのくらい保管しますか?
更新のたびに参照するので、少なくとも次の更新までは保管します。個人情報を含むため、保管方法と閲覧できる人を決めておいてください。共有フォルダに置きっぱなしは避けたいところです。
Q. 代行される側が書類を出し渋ります。
何に使うのかが伝わっていないことが多いです。「この現場に入るために必要で、この範囲でしか使わない」と用途を明示すると、たいていは進みます。覚書に利用目的を書いておくのも有効です。
まとめ:覚書と一覧を同時に送り、揃った人から登録する
グリーンサイトの代行登録で必要なのは、覚書、会社に関する書類、保険関係、そして作業員ごとの資料です。ほとんどは代行される側から出してもらうものなので、覚書と必要書類の一覧を同時に送るところから始めてください。全員分が揃うのを待たず、揃った人から登録するのが実務のコツです。この取りまとめ自体に手が取られているなら、建設業特化の事務代行マッセにお任せいただけます。