採用したら必要な書類一覧|建設業の入社手続きを順番に

※本記事にはプロモーション(正規代理店としてのサービス紹介)が含まれます。

建設業で人を採用したときの手続きは、本人から集めるもの、会社が作るもの、役所に出すもの、現場に出すものの4つに分けて考えると漏れません。一般的な入社手続きに加えて、作業員名簿や新規入場者教育、建設キャリアアップシステムの登録といった現場側の作業がつくのが建設業の特徴です。この記事では、必要な書類を順番に整理し、期限と担当の決め方まで解説します。

※手続きの詳細や期限は制度改正で変わることがあります。個別の判断は、年金事務所・ハローワーク・社会保険労務士にご確認ください。

書類カードがぎっしり詰まったキャビネットの開いた引き出し
Photo by Maksym Kaharlytskyi on Unsplash

①本人から集める書類

内定が決まった時点で、必要なものを一覧にして渡してください。初日に揃っていないと、手続きが止まります。

  • マイナンバー(本人と、扶養家族がいる場合はその分も)
  • 基礎年金番号が分かるもの(年金手帳または通知書)
  • 雇用保険被保険者証(前職がある場合)
  • 源泉徴収票(同年内に前職がある場合)
  • 給与振込先の口座情報
  • 扶養控除等申告書(会社の様式に記入してもらう)
  • 資格証、免許証の写し(玉掛け、職長教育、運転免許など)
  • 健康診断の結果(直近のものがあれば。なければ雇入れ時健康診断を実施)
  • 緊急連絡先

資格証は、現場の名簿にも使うのでまとめて預かり、写しを取ってから返却してください。

②会社が作って渡す書類

  • 労働条件通知書(または労働条件通知書兼雇用契約書)
  • 就業規則の周知(10人以上の事業場は作成と届出の義務があります)
  • 入社時の案内(集合場所、持ち物、服装、初日の流れ)

労働条件通知書は、2024年4月から就業場所と業務の「変更の範囲」の明示が必要になっています。建設業では現場が変わるため、範囲で書くのがポイントです。詳しくは労働条件通知書の書き方をご覧ください。

③役所に出す書類

手続き提出先目安
健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届年金事務所(または健康保険組合)入社後すみやかに(期限が定められています)
被扶養者(異動)届同上扶養する家族がいる場合
雇用保険 被保険者資格取得届ハローワーク入社の翌月10日まで
住民税の特別徴収に関する届出市区町村切り替える場合

労災保険は、建設業では現場ごとの取り扱い(有期事業)があり、元請がまとめて加入する形が基本です。自社の事務所の労働者については別途の手続きが必要になるため、顧問の社会保険労務士に確認してください。

机に広げた図面に定規を当てて、ペンで線を書き込んでいる手元
Photo by Daniel McCullough on Unsplash

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④現場に出す書類(建設業特有)

ここが他業種にはない部分です。入社しただけでは現場に入れません。

作業員名簿への追加

氏名、生年月日、職種、経験年数、保有資格、健康診断の受診日、血液型、緊急連絡先などを記入します。現場ごとに様式が異なることがあります。

グリーンサイト・Buildeeへの登録

元請が使用しているシステムに、作業員の情報を登録します。資格証や健康診断の情報も添付が必要になることが多く、入場予定日から逆算して準備してください。

建設キャリアアップシステム(CCUS)の技能者登録

本人の技能者登録と、事業者への所属の紐付けを行います。すでに登録済みの方を迎える場合は、所属事業者の変更手続きになります。

新規入場者教育

初めて入る現場ごとに実施します。教育の記録も現場に提出します。内容は新規入場者教育と受け入れ準備で解説します。

必要な特別教育・技能講習

作業内容によって、足場の組立て等の特別教育や玉掛けの技能講習などが必要です。未受講の作業には就かせられないため、入社後の早い段階で計画してください。

期限と担当を決める

書類が多いので、入社が決まった時点で次のように割り振っておくと漏れません。

  1. 内定時:必要書類の一覧を本人に渡す/装備を手配する
  2. 入社3日前:労働条件通知書を作成/初日の案内を送る
  3. 入社日:書類を回収/労働条件通知書を交付/安全教育
  4. 入社後1週間以内:社会保険・雇用保険の届出/CCUSの手続き
  5. 現場入場の前:作業員名簿の更新/グリーンサイト等の登録/新規入場者教育

担当者を1人決めて、チェックリストを使ってください。社長が現場に出ている会社では、ここが抜けて現場に入れない事態が起きがちです。

マッセは建設業専門の事務代行として、作業員名簿の作成、グリーンサイトやBuildeeの登録、CCUSの手続き、安全書類の作成をまとめてお引き受けしています。LINEで必要な情報を送っていただければ、こちらで処理します。詳しくはマッセのサービス案内をご覧ください。採用そのもののご相談はGATEN職の掲載相談ページからどうぞ。

よくある質問

Q. 入社日に書類が揃わない場合は?

年金手帳や雇用保険被保険者証が見つからない場合でも、番号が分かれば手続きを進められることがあります。紛失している場合は再交付の手続きが必要です。期限がある届出もあるので、分かった時点で年金事務所やハローワークに相談してください。

Q. 雇入れ時健康診断は必ず必要ですか?

常時使用する労働者を雇い入れるときは、健康診断の実施が義務づけられています。直近3か月以内の健康診断の結果を提出してもらうことで代えられる場合があります。現場によっては特定の項目を求められることもあるため、入場予定の現場の要件も確認してください。

Q. 短期間だけ働いてもらう場合も同じですか?

雇用である以上、労働条件の明示は必要です。社会保険や雇用保険は、労働時間や雇用の見込み期間によって加入要件が変わります。現場に入るなら、作業員名簿や新規入場者教育は期間にかかわらず必要です。

Q. 手続きが多すぎて手が回りません。

役所への届出は社会保険労務士に、現場に出す書類は建設業専門の事務代行に、と分けて任せる方法があります。マッセは後者を専門にしており、作業員名簿やグリーンサイトの登録を代行しています。

まとめ:役所と現場の両方に出すのが建設業

採用したら、本人から集める書類、会社が作る書類、役所に出す届出、現場に出す書類の4つが必要です。建設業では、社会保険や雇用保険の手続きに加えて、作業員名簿の更新、グリーンサイトやBuildeeへの登録、CCUSの技能者登録、新規入場者教育がつきます。入社が決まった時点で担当とチェックリストを決めておけば、現場に入れないという事態は防げます。現場に出す書類はマッセのサービス案内でまとめてお引き受けできます。

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