新人職人が辞める理由|最初の3か月で定着が決まる

※本記事にはプロモーション(正規代理店としてのサービス紹介)が含まれます。

新人職人が辞めるかどうかは、最初の3か月でほぼ決まります。理由の多くは「仕事がきつい」ではなく、入社前に聞いていた話と違う、何を覚えればいいか分からない、誰に聞けばいいか分からない、この先どうなるか見えない、の4つです。どれも、受け入れ側の準備で減らせます。この記事では、辞める理由の中身、3か月でやること、兆候の見つけ方を解説します。

建設現場で測量ポールを持ちながらスマートフォンを確認する作業員
Photo by Valerie V on Unsplash

辞める理由は4つに分かれる

①入社前に聞いた話と違う

いちばん多い理由です。「残業はほとんどない」と聞いていたのに毎日2時間ある。「日曜は休み」のはずが現場が押して出勤が続く。「未経験から教える」と言われたのに、初日から一人で放置された。

防ぐには、求人票と面接で実際を伝えることです。良い面だけを伝えて入社してもらっても、3か月で辞められては採用費も教育の時間も失われます。繁忙期は残業がある、雨の日は別作業に回る、といった事実を先に言ってください。

②何を覚えればいいか分からない

現場では、できないことを指摘される機会のほうが多くなります。それだけが続くと、自分が成長しているのか分からなくなります。「3か月でここまでできるようになってほしい」という目標があれば、同じ指摘も前向きに受け取れます。

③誰に聞けばいいか分からない

職長が忙しそうで声をかけられない、その日によって現場も組む人も変わる。質問できないまま作業して失敗し、怒られる。この流れが続くと、現場に行くこと自体がつらくなります。

④この先どうなるか見えない

いつ資格を取れるのか、いつ日給が上がるのか、何年でどうなるのか。ここが見えないと、他社の求人が目に入ったときに比較が始まります。

3か月でやること

特別なことは必要ありません。決めて、伝えて、続けるだけです。

時期やること
入社前装備一式を用意。初日の集合場所と時間、持ち物を文字で送る
初日教育係を紹介。3か月の計画を紙で渡す。現場のルールと安全を説明
1か月目職長が同行。道具の名前、現場の動き方、安全のルールを覚える
1か月目の終わり職長以外の人と5分面談(困っていることを聞く)
2か月目指示を受けて簡単な作業を一人で。資格講習の手配
3か月目持ち場を任せる。日給の見直しを含めた面談

ポイントは「職長以外の人が話を聞く」ことです。現場で直接教わっている人には、言いにくいことがあります。社長でも事務員でも構いません。月に1回5分でいいので、別の人が聞いてください。

現場の脇に集まって話をするヘルメットと反射ベスト姿の作業員たち
Photo by Scott Blake on Unsplash

辞める前に出る兆候

  • 遅刻が増える、集合がぎりぎりになる
  • 休憩時間に輪に入らなくなる
  • 質問をしなくなる(分からないまま進める)
  • 体調不良での欠勤が続く
  • 道具の手入れが雑になる

兆候が出てから声をかけると、すでに次が決まっていることも多いです。だからこそ、何もないうちから定期的に話す時間を作っておく意味があります。

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教える側の負担も設計する

新人が辞める会社では、教える側も疲弊していることがよくあります。自分の作業をしながら教えるのは負担が大きく、その分の手当も評価もなければ、「もう新人は要らない」という空気になります。

  • 教育係に手当を付ける(職長手当とは別でも、上乗せでも)
  • 新人が入る1か月は現場の人数を1人多めに見る
  • 教え方を一人に任せきりにせず、2人で分担する
  • 新人が定着したら、教えた人を評価する

採用にかけた費用を無駄にしないための投資と考えてください。採用単価の考え方は求人広告の費用にまとめています。

辞められたときにやること

辞める人からは、必ず理由を聞いてください。本音が出ないこともありますが、「入社前に聞いておきたかったことは何ですか」と尋ねると、求人票の改善点が見えます。

聞いた内容は、次の求人原稿に反映してください。「残業の実際を書く」「教育係がつくことを明記する」といった具体的な改善につながります。原稿の直し方は求人原稿の書き方をご覧ください。

欠員が出たときにすぐ動けるよう、通年で掲載しておく媒体を1つ持っておくことも有効です。マッセは建設・建築業専門の求人サイト「GATEN職」の正規代理店として、掲載のご相談をお受けしています。詳しくはGATEN職の掲載相談ページをご覧ください。

よくある質問

Q. 面談で何を聞けばいいですか?

「困っていることはないか」だけでは出てきません。「今いちばん分からないことは何か」「誰に聞いているか」「体はきつくないか」「入社前のイメージと違うところはあるか」と具体的に聞いてください。5分で構いません。

Q. 3か月の計画を作る時間がありません。

一度作れば次の人にも使えます。最初の1人分を作るのに1時間かければ、以降は現場に合わせて少し直すだけです。求人票にもそのまま使えるため、一石二鳥になります。

Q. 本人の問題で辞めることもありますよね?

あります。すべてを会社の責任にする必要はありません。ただ、同じ理由で辞める人が続いているなら、受け入れ側に原因がある可能性が高いです。2人続いたら仕組みを見直してください。

Q. 入社後の手続きが煩雑で、新人対応に手が回りません。

保険の手続き、作業員名簿の更新、新規入場者教育の準備、CCUSの登録などは、建設業専門の事務代行としてマッセでお引き受けできます。社長や職長の時間を、人を育てるほうに回してください。詳しくはマッセのサービス案内をご覧ください。

まとめ:決めて、渡して、別の人が聞く

新人職人が辞める理由は、入社前との違い、何を覚えるか分からない、誰に聞けばいいか分からない、将来が見えない、の4つです。3か月の計画を紙で渡し、教育係を明示し、月1回は職長以外の人が5分話を聞く。この3つだけでも定着は変わります。教える側の負担にも手当と人員で応えてください。辞められたときは理由を聞き、次の求人原稿に反映すること。欠員にすぐ動ける状態を保つならGATEN職の掲載相談ページをご覧ください。

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