安全書類の作成代行の費用相場は、継続してお願いする月額型で1社あたり月2万〜5万円程度が目安です。ただしこの金額は登録する作業員の人数と、対応する現場数でかなり動きます。この記事では、代行会社の料金体系を3つに分けて相場感を整理し、見積もりで必ず確認すべき項目と、自社でやる場合とのコスト比較までを解説します。

料金体系は3つ。どれが安いかは依頼の仕方で変わる
安全書類の代行は、大きく次の3つの料金体系に分かれます。同じ「代行」でも中身が違うので、金額だけを並べても比較になりません。
| 料金体系 | 相場の目安 | 向いている会社 |
|---|---|---|
| 月額型(継続) | 月2万〜5万円程度 | 現場が動いていて、毎月書類が発生する会社 |
| 単発型(スポット) | 1件あたり1万〜3万円程度 | 初回登録だけ頼み、その後は自社で回す会社 |
| 時間単価型 | 1時間2,000〜3,500円程度 | 作業量が読めない、繁忙期だけ手を借りたい会社 |
誤解されやすいのですが、単発型が常に安いわけではありません。現場が増えるたびに単発で頼むと、月額型を上回ることがあります。年間で何現場動くのかを先に数えてから比べてください。
相場が上下する4つの要因
見積もりの金額差は、だいたい次の4点で説明がつきます。相見積もりを取るときは、この4つの条件を各社に同じように伝えるのがコツです。
- 登録する作業員の人数。人数分だけ資格や保険の情報を入力するため、そのまま作業量に直結します。
- 協力会社の数。自社の作業員だけか、下請けの分まで面倒を見るかで大きく変わります。
- 元請ごとの様式の違い。全建統一様式で済むのか、元請独自のフォーマットが混ざるのかで手間が変わります。
- 対応するシステムの数。グリーンサイトだけか、Buildeeやグリーンファイル・ワークも併用するのかで作業量が増えます。

見積もりで必ず確認したい5項目
金額そのものより、含まれている範囲のほうが後で効いてきます。次の5点は契約前に必ず確認してください。ここが曖昧なまま始めると、追加費用で揉めます。
- 新規現場が増えたときの扱い。月額に含まれるのか、1現場ごとに追加になるのか。
- 作業員の入れ替え・年度更新。含まれないことが多い項目です。
- システム利用料の負担。グリーンサイトなどの利用料は、通常は自社の契約として自社負担です。代行費用とは別物なので分けて確認します。
- 差し戻し対応の回数。元請から修正を求められたときの対応が何回まで料金内か。
- 納期と特急対応。通常何営業日か、急ぎのときの追加料金はいくらか。
自社でやる場合とのコスト比較
外注が高いかどうかは、自社でやったときの人件費と比べて判断します。事務員を1人雇う場合、給与だけでなく社会保険料や交通費もかかります。パート事務員を月100時間ほど雇うと、社会保険料や交通費を含めて月20万円前後になるのが一般的です。
これに対して代行は、必要な作業量の分だけです。採用にかかる時間、教育の手間、辞めたときのリスクも発生しません。「事務員が辞めて回らなくなった」という相談が多いのは、属人化していたからです。外注の本当の価値は、金額より「止まらないこと」にあります。
一方で、書類の量が少なく、社長や奥様の手が空いている会社なら、無理に外注する必要はありません。判断の目安は、事務作業に月10時間以上取られているかどうかです。
よくある質問(FAQ)
Q. 一番安く済ませる方法はどれですか?
初回登録だけを単発で依頼し、その後の更新を自社で回す方法が最も安く上がります。ただし更新を止めると資格や保険の期限切れで現場に入れなくなるため、社内で管理できる人がいることが前提です。
Q. 相見積もりは何社取るべきですか?
2〜3社で十分です。それ以上は条件を揃えて説明する手間のほうが大きくなります。人数・協力会社数・使っているシステム・元請の様式の4点を同じ文面で伝えて比べてください。
Q. 代行に頼むと元請にバレますか?
代行の利用自体は問題ありません。グリーンサイトには代行企業として登録する仕組みが用意されており、元請もそれを前提に運用しています。隠す必要はなく、むしろ提出が安定するので歓迎されることが多いです。
Q. 安さだけで選ぶと何が起きますか?
入力だけを請け負い、差し戻しの対応や期限管理をしてくれない業者に当たることがあります。結局こちらで確認する手間が残り、安くなった分の意味がなくなります。対応範囲を確認してから金額を比べてください。
まとめ:金額より「どこまで含まれるか」で比べる
安全書類の代行費用の相場は、月額型で月2万〜5万円、単発型で1件1万〜3万円あたりが目安です。ただし作業員の人数、協力会社の数、元請の様式、対応システムの数で大きく動きます。見積もりを比べるときは金額だけでなく、新規現場・年度更新・差し戻し対応・納期が含まれるかまで確認してください。マッセでは建設業に特化して、安全書類からグリーンサイト・Buildee・CCUSまでLINEでお引き受けしています。ご相談とお見積りは無料です。

