グリーンサイトとCCUS(建設キャリアアップシステム)を連携させると、グリーンサイトで記録した入場情報が、そのままCCUSの就業履歴として蓄積されます。カードリーダーがない現場でも履歴が積み上がるため、レベル判定を目指すなら設定しておきたい機能です。この記事では連携の手順と、エラーが出るときの最大の原因である「関連付けの未了」への対処を解説します。

連携すると何が起きるのか
連携の効果はシンプルで、グリーンサイトで作った入場記録がCCUSの就業履歴として自動的に送られる、という一点に尽きます。
これが効くのは、就業履歴の積み上がり方です。CCUSのレベル判定では就業日数が判定材料になりますが、現場にカードリーダーが設置されていないと履歴が残りません。グリーンサイト経由で送られるようにしておけば、リーダーの有無に左右されずに履歴が貯まります。グリーンサイト経由での就業履歴の送信は月266万件を超えており、CCUS登録済みの企業・技能者の6割以上がグリーンサイトにも登録しているとされています。
連携の手順
やることは大きく2つです。会社としてのIDを入れ、作業員ごとのIDを入れる。それだけです。
- 自社のCCUS事業者IDを入力する。グリーンサイトの画面上で、自社の事業者IDを登録します。
- 従業員ごとにCCUS技能者IDを入力する。登録済みの作業員情報それぞれに、その人の技能者IDを紐づけます。
- 入力内容を確認する。桁数や打ち間違いがないかを見ます。ここのミスが後でエラーになります。
技能者IDは人数分あるので、10人いれば10回入力することになります。まとめて作業したほうが効率がよいため、あらかじめ全員分のIDを一覧にしておくとスムーズです。

連携エラーの最大の原因は「関連付け」
IDを正しく入れたのにエラーが出る場合、CCUS側で事業者IDと技能者IDの関連付けが済んでいないことがほとんどです。
CCUSでは、事業者登録と技能者登録がそれぞれ独立しています。登録しただけでは「この技能者はこの会社に所属している」という情報がつながっていません。この関連付けをしていないと、IDが正しくてもグリーンサイト側でエラーになります。
対処は、CCUSにログインして所属技能者の関連付けを行うことです。事業者登録と技能者登録が終わった直後にやっておくべき作業なのですが、抜けたまま気づかないケースが非常に多い部分です。グリーンサイトでエラーが出たら、まずここを疑ってください。
連携する前に済ませておきたいこと
順番を間違えると二度手間になります。次の順で進めてください。
- CCUSの事業者登録を済ませる
- 作業員それぞれの技能者登録を済ませる
- CCUS上で事業者IDと技能者IDを関連付ける
- そのうえでグリーンサイトにIDを入力する
まだCCUSの登録自体が済んでいない場合は、そちらが先です。登録には資格証や保険関係の資料が必要で、揃えるところから時間がかかります。
よくある質問(FAQ)
Q. 連携は必須ですか?
必須ではありません。ただし元請から求められることが増えていますし、就業履歴が自動で貯まる利点は大きいです。レベル判定を目指す職人さんがいる会社なら、設定しておいて損はありません。
Q. 技能者IDを間違えて入力するとどうなりますか?
別人の履歴として送られてしまう可能性があります。桁数と本人の氏名を突き合わせて確認してください。まとめて入力するときほど、ずれが起きやすくなります。
Q. 一人親方でも連携できますか?
できます。一人親方の場合も事業者登録と技能者登録の両方があり、それぞれを関連付けたうえでグリーンサイトに入力します。自分自身を所属技能者として関連付ける必要があるので、ここを忘れないでください。
Q. 連携すると就業履歴はいつから貯まりますか?
連携の設定が完了して以降の入場分からです。過去にさかのぼって記録されるわけではありません。レベル判定に必要な日数を積み上げたいなら、早めに設定しておくほうが有利です。
まとめ:CCUS側の関連付けを先に済ませるのが鉄則
グリーンサイトとCCUSの連携は、事業者IDと技能者IDをグリーンサイトに入力するだけの作業です。ただしCCUS側で事業者IDと技能者IDの関連付けが済んでいないとエラーになります。エラーが出たらまずそこを確認してください。就業履歴は設定後の分から貯まるため、レベル判定を考えているなら早めの対応が有利です。CCUSの登録から連携設定まで手が回らない場合は、建設業特化の事務代行マッセにお任せいただけます。

