安全書類のシステムにログインできないとき、いきなりサポート窓口に電話しても解決が早いとは限りません。IDやパスワードの再発行は自分でできますし、そもそも聞くべき相手が元請や社内の管理者であるケースも多いからです。この記事では、問い合わせる前に自分でできることを先に整理し、そのうえで各システムの窓口と、どこに聞けばよいかの見分け方を解説します。

まず自分でできること(この順番で確認する)
実際のところ、ログインできない相談の大半はこの5つのどれかで解決します。上から順に潰してください。
- 開いている画面が合っているか確認する。ブックマークが古いURLを指していることがあります。公式サイトから開き直してください。似た名前の別サービスを開いているケースも珍しくありません。
- IDの種類を取り違えていないか確認する。グリーンサイトはMCDP-IDとユーザー名の2つが必要です。Buildeeは基本的に登録したメールアドレスがIDです。
- 入力そのものを疑う。全角になっていないか、大文字と小文字、末尾の空白。コピー&ペーストで余計な空白が付くのは定番の失敗です。
- パスワードを再設定する。3回間違えた時点で、心当たりを試すのをやめて再設定に切り替えるほうが早いです。入力を繰り返すと一時的にロックされることもあります。
- メールが届いているか確認する。再設定メールも認証コードも、迷惑メールフォルダに入ることがあります。会社のフィルタが弾いている場合もあります。
グリーンサイトの場合、MCDP-IDはhttps://portal.kensetsu-site.com/notice_mcdp_id、パスワードの再設定はhttps://portal.kensetsu-site.com/password_init/applyから、どちらも自分で申請できます。窓口に連絡する必要はありません。
自力で復旧できなくなる唯一のケース
ここだけは自分では解決できません。登録メールアドレスが使われていない場合です。
IDもパスワードも、再発行の通知は登録メールアドレス宛に届きます。担当者が退職してそのアドレスが停止していると、何も受け取れません。この状態になったら、運営に登録情報の変更を申し出るしかありません。
予防策はひとつで、登録メールアドレスを個人のものではなく代表アドレスにしておくことです。担当が変わっても引き継げます。

システム別の問い合わせ先
グリーンサイト(建設サイト・シリーズ)
運営はエムシーディースリー株式会社(旧・MCデータプラス)です。サポートは次の形で用意されています。
- Webマニュアル…操作画面上からいつでも確認できます。操作方法の解説動画も含まれています
- チャットボット…調べたいことを入力して情報を探せます
- ヘルプデスク…エムシーディースリーが運営しています
- オンラインセミナー…操作を学びたいときに利用できます
連絡先は公式サイトのサポートページに案内があります。ID・パスワードの再発行は前述のとおり自分で申請できるので、窓口に頼るのは登録情報そのものを変更したいときだと考えてください。
Buildee(ビルディー)
運営は株式会社リバスタです。窓口は次のとおりです。
| 窓口 | 内容 |
|---|---|
| 電話 0120-917-209 | 申込み・請求書等に関する問い合わせ。受付は9:15〜17:30(土日祝および休業日を除く)。アナウンスが流れたら「2」を選択します |
| 問い合わせフォーム | service.buildee.jp/support/form/ から送信できます |
| ヘルプセンター | ログイン後、Buildee内の左下メニューからアクセスできます |
| よくあるご質問 | 公式サイトのサポート内にまとまっています |
ログインできない状態ではヘルプセンターに入れないため、フォームか電話を使うことになります。フォームには、ユーザーID(登録したメールアドレス)と、どの画面でどう困っているかを具体的に書くと回答が早くなります。
Greenfile.work
ヘルプセンターが公開されており、ログイン方法や権限、通知の設定などの記事が用意されています。招待メールからパスワードを設定する仕組みなので、そもそも招待が届いているかの確認が先です。
運営ではなく、元請や社内に聞くべきケース
ここを間違えると、窓口をたらい回しにされて時間だけが過ぎます。次の場合は運営ではなく現場の関係者に聞いてください。
| 状況 | 聞く相手 |
|---|---|
| ユーザーIDが分からない | 自社の管理者、または元請の現場監督 |
| 招待メールが届かない | 招待した元請の担当者(登録したアドレスが正しいか確認してもらう) |
| 現場が一覧に出てこない | 元請の担当者(自社が現場に追加されているか) |
| どのシステムを使うのか分からない | 元請の担当者 |
| 社内の誰もログインできない | まず自社の管理者。それでも不明なら運営の窓口 |
特に多いのが1行目です。IDは運営が個別に教えてくれる性質のものではなく、自社で管理すべき情報です。まず社内を探してください。
問い合わせるときに伝えると早いこと
- 会社名と、分かる範囲でのID(メールアドレスなど)
- どの画面で、どんなメッセージが出たか(画面を撮影しておくと確実です)
- すでに試したこと(パスワード再設定、迷惑メールの確認など)
- いつまでに解決したいか(現場の入場日など)
「ログインできません」だけでは、窓口も何から確認すればよいか分かりません。3つ目の「すでに試したこと」を伝えると、同じ案内を繰り返されずに済みます。
よくある質問(FAQ)
Q. 電話とフォーム、どちらが早いですか?
現場の入場が迫っているなら電話です。ただし受付時間が限られているため、夕方以降や休業日は翌営業日になります。急がない内容ならフォームのほうが、状況を整理して伝えられる分やり取りが少なく済みます。
Q. 元請に「自分で問い合わせて」と言われました。
ID・パスワードまわりは自社で解決すべき領域なので、その回答は妥当です。ただし現場への追加や招待は元請にしかできません。何が原因かを切り分けてから、もう一度相談してみてください。
Q. 入場日が明日に迫っています。
まず元請の担当者に、復旧の見込みを含めて先に伝えてください。書類の提出期限を調整してもらえることがあります。黙って遅れるのが一番まずい対応です。並行してパスワード再設定を試してください。
Q. 問い合わせても解決しませんでした。
登録メールアドレスが古い可能性が高いです。この場合は登録情報の変更手続きが必要で、書面や本人確認を求められることもあります。時間がかかる前提で、元請にも状況を共有しておいてください。
まとめ:再発行は自分で、IDは社内、現場のことは元請へ
ログインできないときは、画面のURL、IDの種類、入力内容、パスワード再設定、メールの受信の順に自分で確認してください。ID・パスワードの再発行は自力でできます。IDが分からないなら社内、招待や現場のことは元請、登録情報の変更は運営の窓口、という切り分けを覚えておくと迷いません。こうしたやり取りごと任せたい場合は、建設業特化の事務代行マッセにLINEでご相談ください。

