ビルディーと施工体制台帳の関係とは?下請けが提出する情報を解説

施工体制台帳とは、元請会社が現場に入るすべての下請会社を把握するために作成する台帳で、ビルディー(Buildee)を導入している現場では、下請けが提出する労務安全書類がその基礎資料になります。結論から言うと、下請けや一人親方が台帳そのものを作る必要はありません。ただし、再下請負通知書や作業員名簿など、台帳の元になる情報を正確に提出する義務があります。この記事では、施工体制台帳の基礎知識と、ビルディー上で下請けが何を提出すればよいのかを整理して解説します。

施工体制台帳とは?建設業法で定められた現場の台帳

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施工体制台帳とは、元請会社が「この現場にどの会社が入り、誰がどの工事を担当しているか」を一覧にまとめた台帳です。建設業法により、下請契約の総額が5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)になる民間工事では作成が義務付けられています。公共工事の場合は、下請契約を結べば金額に関係なく作成が必要です。

台帳には、各下請会社の商号、建設業許可の内容、工事内容、工期、配置技術者などが記載されます。2次下請け、3次下請けと重層になっても、現場に入るすべての会社が対象です。つまり、一人親方として2次下請けで現場に入る場合も、あなたの会社の情報は施工体制台帳に載ることになります。

ビルディーと施工体制台帳の関係

結論として、ビルディーの「労務安全」サービスは、施工体制台帳の作成に必要な情報をクラウド上で集めるための仕組みです。ビルディーは株式会社リバスタが提供する施工管理クラウドで、「調整会議(作業間連絡調整)」「労務安全」「入退場管理」の3つのサービスで構成されています。このうち労務安全が、いわゆるグリーンファイル(労務安全書類)の作成・提出を担う部分です。

紙の時代は、下請けが再下請負通知書や作業員名簿を手書きで作り、元請がそれを集めて台帳に綴じていました。ビルディー導入現場では、この流れがクラウド上で完結します。下請けがビルディーに会社情報や作業員情報を登録して書類を提出すると、元請はその内容を確認し、施工体制の管理に反映できるという関係です。協力会社側は無料で利用できるため、下請けに利用料の負担は発生しません。

下請け・一人親方がビルディーで提出する主な情報

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下請けがビルディーで提出を求められる情報は、大きく分けて「会社に関する情報」「作業員に関する情報」「契約に関する情報」の3種類です。現場や元請によって求められる書類の範囲は変わりますが、代表的なものは次のとおりです。

  • 会社情報:商号、所在地、建設業許可の種類と番号、社会保険の加入状況
  • 再下請負通知書:自社がさらに下請けに出す場合の契約情報
  • 作業員名簿:現場に入る作業員の氏名、生年月日、血圧などの健康情報、資格
  • 資格関係:技能講習修了証、特別教育、免許などの写し
  • 保険関係:雇用保険、健康保険、厚生年金、一人親方の労災特別加入など

ビルディーの利点は、一度会社情報や作業員情報を登録しておけば、次の現場でもその情報を呼び出して使える点です。最初の登録さえ丁寧にやっておけば、2現場目からの手間は大きく減ります。逆に言うと、最初の登録が不正確だと、以降の現場すべてで差し戻しが続くことになります。

提出をスムーズにする3つのコツ

結論は「元データを先に揃える」ことに尽きます。ビルディーの入力自体より、許可証や保険の書類を探す時間のほうが長くかかるケースがほとんどだからです。次の3つを意識してください。

  1. 建設業許可通知書・保険の加入証明・資格証をスマホで撮影し、1つのフォルダにまとめておく
  2. 作業員の生年月日・入社日・資格の一覧表を1枚作っておく(新しい現場のたびに聞き直さない)
  3. 元請から招待メールが届いたら、着工直前ではなく届いた週のうちに登録を済ませる

現場で職人の事務を代行している立場から言うと、差し戻しの原因で圧倒的に多いのは「建設業許可の業種と請け負う工事内容が合っていない」「保険の加入状況欄の記載漏れ」の2つです。この2点だけでも提出前に見直すと、元請とのやり取りが1往復で済む確率がぐっと上がります。

Buildeeの登録・入力、マッセが代わりにやります

「現場から帰ってきて夜にBuildeeを触る時間がない」「パソコンが苦手で入力が進まない」——そんな一人親方・小規模事業者の方は、建設業特化の事務代行サービスマッセにお任せください。Buildeeの登録・入力代行はもちろん、安全書類や請求書までLINEで送るだけで丸ごと代行します。

よくある質問(FAQ)

施工体制台帳は下請けも作成する必要がありますか?

いいえ、施工体制台帳を作成するのは元請会社です。下請けの役割は、再下請負通知書や作業員名簿など、台帳の元になる情報を正確に提出することです。ビルディー導入現場では、この提出をビルディー上で行います。

一人親方でもビルディーへの登録は必要ですか?

元請がビルディーを導入している現場に入るなら、一人親方でも登録が必要です。元請または上位の協力会社からの招待を受けて利用を開始します。協力会社側の利用料は無料で、スマホからも操作できます。

提出した情報は次の現場でも使えますか?

はい、一度登録した会社情報や作業員情報は、別の現場でも呼び出して利用できます。毎回ゼロから書類を作る必要がないのがビルディーの大きな利点です。ただし資格や保険の有効期限が切れていれば更新が必要です。

金額の小さい工事でも施工体制台帳は必要ですか?

民間工事では下請契約の総額が5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)の場合に作成義務があります。一方、公共工事では下請契約を結べば金額に関係なく作成が必要です。ただし元請の社内ルールで、義務のない工事でも台帳を整える会社は多くあります。

まとめ:台帳は元請の仕事、下請けは正確な提出が仕事

施工体制台帳は元請が作成する台帳であり、下請け・一人親方の役割は、ビルディーを通じて再下請負通知書や作業員名簿などの情報を正確に提出することです。許可証・保険・資格の元データを揃えてから入力すれば、差し戻しの往復は大きく減らせます。夜の事務時間がどうしても確保できない場合は、マッセのような建設業特化の事務代行に提出作業ごと任せるという選択肢も検討してみてください。

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