ビルディー(Buildee)とグリーンサイトの違いとは、ひとことで言うと「現場の施工管理全般を扱うサービス」と「労務安全書類(グリーンファイル)に特化したサービス」の違いです。どちらも建設業でよく使われるクラウドサービスですが、提供元も得意分野も異なります。この記事では両者の役割・機能の違いと、元請から両方の利用を求められた場合の現実的な対応を解説します。
ビルディーとグリーンサイトの違いを一覧表で比較
結論として、2つのサービスの違いは次の表のとおりです。まずは全体像をつかんでください。
| 項目 | ビルディー(Buildee) | グリーンサイト |
|---|---|---|
| 提供元 | 株式会社リバスタ | 株式会社MCデータプラス |
| 主な役割 | 現場の施工管理全般(調整会議・労務安全・入退場管理など) | 労務安全書類(グリーンファイル)の作成・提出・管理に特化 |
| 作業間連絡調整 | 調整会議機能で対応 | 対象外 |
| 労務安全書類 | 労務安全機能で対応 | 中心機能 |
| 入退場管理 | 顔認証・CCUS連携などに対応 | 関連サービスとの連携で対応 |
| 下請けの費用 | 協力会社は無料 | 利用料が必要になる場合があります |
つまり、労務安全書類の分野では両者は競合する関係にあり、それに加えてビルディーは翌日の作業予定を共有する調整会議や入退場管理まで、現場運営の広い範囲をカバーしているのが特徴です。
どちらを使うかは元請が決める。下請けに選択権はない
大前提として、どちらのサービスを使うかを決めるのは元請です。下請けは現場ごとに「この現場はビルディー」「この現場はグリーンサイト」と指定される立場になります。ゼネコンや地場の元請ごとに採用サービスが違うため、複数の元請と取引していると、両方のアカウントを持って使い分けるのが実際のところ普通です。
それぞれ画面も操作の流れも異なるので、「グリーンサイトは覚えたのにビルディーの現場が始まって戸惑う」という声はよく聞かれます。どちらか一方だけ覚えれば済む、という状況にはなりにくいのが現実です。
両方の利用を求められた時の対応3ステップ
複数の元請と取引していて両方のサービスを使うことになったら、次の3ステップで整理すると混乱を防げます。
- 現場ごとに使うサービスを一覧化する:現場名・元請名・使用サービス・自分のID をメモや表にまとめておきます。
- 会社と作業員の基本情報を1か所に集約する:保険情報・資格・免許・作業員名簿の元データをファイルにまとめておけば、どちらのサービスに登録する時も転記するだけで済みます。
- 入力のタイミングをルール化する:新しい現場が決まったらすぐ書類系の登録を済ませ、日々の入力は決まった時間に行うと、サービスが2つあっても混乱しません。
残念ながら、両サービス間で登録情報が自動で引き継がれるわけではないため、同じような情報をそれぞれに入力する二重登録の手間は避けにくいのが実情です。だからこそ「元データの一元管理」が最大の時短になります。
二重入力の負担が限界なら、任せる選択肢もある
現場で職人の事務を代行している立場から言うと、一人親方や少人数の会社にとって一番きついのは、ビルディーとグリーンサイトの操作の難しさそのものではなく、現場ごとに違うサービス・違うルールで同じ情報を何度も入力し続けることです。夜にパソコンへ向かう時間がどんどん増え、本業の体力を削ってしまいます。
基本情報さえ渡せば、どちらのサービスへの登録・入力も外部に任せることは可能です。書類仕事で消耗する前に、体制を見直すことをおすすめします。
Buildeeの登録・入力、マッセが代わりにやります
「現場から帰ってきて夜にBuildeeを触る時間がない」「パソコンが苦手で入力が進まない」——そんな一人親方・小規模事業者の方は、建設業特化の事務代行サービスマッセにお任せください。Buildeeの登録・入力代行はもちろん、安全書類や請求書までLINEで送るだけで丸ごと代行します。
よくある質問(FAQ)
Q. ビルディーとグリーンサイトはどちらか一方だけ使えばいいですか?
使うサービスは元請が現場ごとに指定するため、下請け側で選ぶことはできません。複数の元請と取引がある場合は、両方使えるようにしておくのが現実的です。
Q. グリーンサイトに登録した情報をビルディーに移せますか?
基本的にそれぞれのサービスで別々に登録が必要です。会社情報や作業員名簿の元データを手元で一元管理しておき、転記の手間を最小限にするのがおすすめです。
Q. 費用面での違いはありますか?
ビルディーは協力会社(下請け)の利用が無料です。グリーンサイトは利用形態によって費用が発生する場合があるため、最新の料金は公式サイトで確認してください。
Q. どちらも初めてです。何から始めればいいですか?
まず元請から届く案内(招待メールやID発行の連絡)に従ってアカウントを作り、会社情報と作業員情報の登録から始めます。分からない点は元請の担当者に聞くのが一番早く確実です。
まとめ:違いを理解して「元データの一元管理」で乗り切る
ビルディーは施工管理全般をカバーするリバスタのサービス、グリーンサイトは労務安全書類に特化したMCデータプラスのサービスで、どちらを使うかは元請の指定で決まります。両方求められた場合は、現場ごとの使用サービスの一覧化と、会社・作業員情報の元データ一元管理が負担軽減の鍵です。二重入力の事務作業ごと任せたい場合は、マッセのような建設業特化の事務代行の活用も検討してみてください。