この記事では、技能者カードが届いた後にすることについての説明の後半として紹介します。
技能者カードが届いたらすること
前半のおさらいとして、技能者カードが届いたらまずすることをチェックしましょう。
- 初期パスワードの変更
- 事業者IDと紐づいているか
- カードの色を変更できるか
- グリーンサイトとの連携
上記の中でも、
①と②は、「しなければならないこと」
③と④は、「した方がいいこと」になります。
前半の記事では、①と②を紹介したので、この記事で③について紹介します。
③カードの色を変更できるか
皆さんは、建設キャリアアップシステム(CCUS)の技能者カードの色に種類はあるのを知っていましたか?
色は、「白・青・銀・金」の4種類、色によって技能者のレベルも分かれています。
- 白:レベル1
- 青:レベル2
- 銀:レベル3
- 金:レベル4
になります。
当たり前ですが、皆さん登録した最初は「白(レベル1)」からスタートです。
下記の資格を取得していれば、カードの色を変更して自身のレベルを上げることができるかもしれません。
{技能者資格}
- 登録基幹技能者
- 1級技能者資格
{技術者資格(施工管理技士など)}
- 1級技術者資格
- 2級技術者資格
上記の資格を一つでも取得していれば、銀色や金色のカードに色を変えて、レベルアップできる可能性はあります。
カードの色を変えるメリット
カードの色を変えるメリットは十分にあります。
それは、全員の共通認識として技能者としてのレベルの高さを示すことができるということです。
金色の技能者カードを所持しているだけで、熟練技能者の証明として各現場において技能レベルの高さを示すことができます。
また、技能者自身だけでなく、雇用する会社にとってもメリットはあります。
自社の所属している技能者のレベルのを外部にアピールでき、自社の仕事に対する技術力の高さを証明することも可能で、経審の面でも加点対象になります。
経審は、技術力を表すZ評価、技術向上に対する取り組みを評価するW10評点において加点対象とされています。
カードの色を変更するには
カードの色を変更するには、レベル判定の申請を行わなければいけません。
各分野ごとに能力評価実施団体が存在し、評価基準や申請方法が違いますので、
国交省のホームページより一度ご確認ください。