助成金のもらい忘れに注意!?技能講習等を受講させるときに知っておきたいことを紹介

建設業の経営者の方などで、従業員に対する技能講習や特別教育、施工管理技士講座などを受けさせてあげたいという思いのある方は、たくさんいらっしゃることだと思います。
実際に技能実習や講習を申し込み、ただただ従業員に受けさせて終わりにしていないでしょうか。
この記事では、受けさせる際に知っておかなければ後悔するポイントを紹介していきます。

人材開発支援助成金

人材開発支援助成金とは、従業員の能力向上を図るための技能講習特別教育を受けさせることで支給される助成金になります。
正式には、人材開発支援助成金建設労働者技能実習コースと言われており、
支給対象は、建設業に携わる中小企業の事業主です。
この助成金が利用可能な中小企業の事業者の方にとっては、利用しないことはとても損です。
というのも、最大で90%の受講料の助成一日あたり最大11,405円の賃金も助成されるのです。
従業員の育成ができるにもかかわらず、受講料(経費)と賃金までもが助成されるなんてとても良いです。
※支給にはいくつかの条件あり(対象となる教習機関の講義を受けなければならない等)

建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録

人材開発支援助成金は、実は建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録することで、
なんと支給額が増えるのです。
建設キャリアアップシステム(CCUS)とは、技能者それぞれの就業実績や資格取得を反映させることで、公正な技能評価、工事の品質向上、現場作業の効率化を図るために、国土交通省や全国の建設業団体が積極的に推進しているシステムです。
そのシステムに技能者登録を済ませることで、賃金の助成額が増えるので、
登録を早急に済ませておくことをオススメします。
このシステムは、国土交通省も原則義務化を掲げ推進しているので、
建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録しておかなければ現場には入れないという所もあるようです。
後々になって登録をしなければならない状況になってしまうことを考えると、
良いタイミングは、助成額がアップする今のうちだといえます。

建設キャリアアップシステム(CCUS)への資格追加→レベル判定

技能講習等を受けた後は、建設キャリアアップシステム(CCUS)に資格追加を行いましょう。
建設キャリアアップシステム(CCUS)においては、4段階の技能レベルに従って、カードが色分けされています。
資格追加等を行うことで、レベルを上げていくことが可能になっています。
何もしなければ変わりませんので、資格取得した際には建設キャリアアップシステム(CCUS)へ追加してレベルアップを図りましょう。
また、事業者にとっても自社の従業員のレベルを客観的に判断できる・してもらえるというメリットもあります。
技能レベルの中でも、最上位であるゴールドカードを持っている従業員がいれば、
実力のある会社という他社からの信頼度も高まり、仕事の受注機会や単価を増やすことも可能になるのではないでしょうか。

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