サクミルとは?建設業向け現場管理アプリでできることと料金

※本記事にはプロモーション(紹介パートナー契約に基づくサービス紹介)が含まれます。

サクミルとは、株式会社プレックスが運営する建設業向けのクラウド型の現場管理・工事管理アプリです。結論から言うと、案件・日報・写真・見積・原価・請求を1か所にまとめたい従業員数人から数十人の工事会社に向いた道具で、月額9,800円(税別)から20アカウントまで使えます。この記事では、名前を聞いて「どんなものか知りたい」という社長や事務担当の方に向けて、運営会社と実績、できること、料金、導入の流れ、向いている会社と別の道具が必要になる場面を、建設会社の事務を代行してきた立場から整理します。

目次

サクミルとは。建設業向けのクラウド型現場管理アプリ

事務所のパソコンで現場管理の画面を開いている様子
Photo by Alex Knight on Unsplash

サクミルは、工事会社の「現場」と「事務所」の情報をインターネット上の1つの場所に集めるためのアプリです。クラウド型(自社のパソコンにソフトを入れず、ネット経由で使う形)なので、事務所のパソコンでも、現場にいる職長のスマホでも、同じ案件の情報を見たり入力したりできます。

これまで紙の日報、Excelの工事台帳、ホワイトボードの予定表、LINEで届く現場写真と、ばらばらに管理していた情報を、案件ごとにひとまとめにするのが基本の考え方です。

運営会社は株式会社プレックス

サクミルを運営しているのは、東京都中央区日本橋本石町に本社を置く株式会社プレックスです。2026年9月には、辻・本郷税理士法人との業務提携を発表しており、中小の建設会社の経営の見える化を支援する取り組みを進めています。

公式サイトが公表している実績

公式サイトによると、実績は次のとおりです。数字には公式の注記があるので、そのまま添えておきます。

  • 契約社数4,000社(無料アカウント・協力会社アカウントを除く)
  • ユーザー数9.4万人(2026年9月時点)
  • 継続率98.2%(2025年度実績)
  • 毎月200社以上が新規に導入

契約社数に協力会社アカウントが含まれていない点は、比べるときに覚えておくとよいところです。元請が招待した協力会社まで数える数え方とは、同じ「社数」でも中身が違います。

サクミルでできること。12の機能を3つに分けて見る

現場でスマホから日報と写真を入力する職人
Photo by Kelli McClintock on Unsplash

サクミルの機能は、公式の機能一覧で12個あります。名前だけ並べると分かりにくいので、ここでは「現場の情報」「お金の流れ」「協力会社と人工」の3つに分けて説明します。加えて、新しく追加されたAI見積も紹介します。

現場の情報をまとめる機能

現場まわりの機能は、顧客管理、案件管理、スケジュール、作業日報、写真管理、ファイル管理の6つです。案件管理では工程やステータス(見積中・施工中・完了など今どの段階か)を一覧で追え、見積や請求の漏れを防ぐ使い方ができます。作業日報はスマホから入力でき、写真管理では現場写真から写真台帳を作れます。図面や写真、各種ファイルも案件ごとに整理して保管できるので、「あの現場の図面どこだっけ」と事務所に電話がかかってくる回数が減ります。

お金の流れをつなぐ機能

お金に関わる機能は、見積管理、実行予算・原価管理、請求管理、工事台帳の4つです。見積管理では見積書と請求書の作成から入金の管理まで扱えます。実行予算・原価管理では、資材費・労務費・外注費・経費の項目ごとに原価と粗利を確認できます。請求管理は出来高請求(工事の進み具合に応じて分けて請求する形)と入金管理に対応しています。

私たちが事務代行の現場で特に大事だと感じているのが工事台帳です。案件ごとの売上・原価・利益がまとまり、日報から原価が自動で集計されます。Excelで見積・請求・原価を別々に転記している会社ほど、この「つながっている」ことの効果が大きく出ます。

協力会社と人工を管理する機能

協力会社まわりの機能は、出面管理と発注・仕入管理の2つです。出面管理では、協力会社ごとの人工(1人が1日働いた量を1とする数え方)や稼働日数が日報から自動で集計され、出面台帳として確認できます。発注・仕入管理では、協力会社や仕入先への発注と仕入を案件に紐づけて記録します。

公式サイトに掲載されている利用企業の声には、協力業者も登録すれば担当現場を確認でき、集合時間や持ち物の連絡が不要になった、という内容もあります(有限会社松原機工)。協力会社やアルバイトにも現場の情報を見てもらえるのは、電話とLINEでの連絡に追われている会社には大きい点です。

新機能のAI見積

12の機能とは別に、新機能として「AI見積」が加わっています。現場の写真やチャットでのやり取りから、見積の作成や修正ができる機能です。ただし、AI機能には月ごとの利用上限があり、上限を超えて使う分は有料のオプションになります。AIが出した見積をどこまで信用して、どこを人が確かめるべきかは、建設業のAI見積は使えるかで整理しています。

サクミルの料金。月額9,800円で20アカウントまで

電卓と書類を前に月々の費用を確かめている様子
Photo by Jakub Żerdzicki on Unsplash

サクミルの料金は、月額9,800円(税別)で20アカウントまで使える定額制が基本です。2026年10月時点の公式サイトの記載をまとめると、次のとおりです。

月額9,800円〜(税別)
含まれるアカウント20アカウントまで
追加アカウント21アカウント目から1アカウントあたり月額1,000円(税別)
初期費用0円
無料期間2ヶ月の無料トライアル(終了後に自動で課金されない)
機能制限なし(全機能を追加料金なしで利用可、機能アップデートも無料)
サポート専属担当によるサポート(打ち合わせを何度してもサポート費は無料と公式に記載)

※2026年10月時点・税別。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

20アカウントまで定額という意味

人数が増えるたびに料金が積み上がる仕組みだと、「職人にはアカウントを渡さず、事務所で代わりに入力する」という使い方になりがちです。それでは日報や写真が現場から入らず、結局Excel時代と同じ転記が残ります。20人までなら職長や職人全員に渡しても固定費が変わらないので、現場から入力してもらう前提で運用を組めます。

追加で費用がかかる場面

追加の費用が出るのは、主に2つの場面です。1つは21アカウント以上を使うとき(1人あたり月額1,000円・税別)。もう1つは、AI機能を月ごとの利用上限を超えて使うときです。それ以外の機能は、全機能が追加料金なしで使えると公式に記載されています。

料金を調べるときの注意

アプリを比べるまとめサイトなどでは、以前の料金がそのまま残っていることがあります。料金の適用条件や契約条件は、申し込む前に見積と利用規約で確かめるのが確実です。

サクミル導入の流れ

公式サイトが示している導入の流れは、お問い合わせ、無料トライアル、ご契約、運用の4段階です。いきなり契約するのではなく、2ヶ月使ってみてから決められるのが特徴です。

ステップ1. お問い合わせ

まずは問い合わせから始まります。このときに、従業員数や今の管理方法(紙・Excel・ホワイトボードなど)、困っていることを伝えておくと、その後の打ち合わせが早く進みます。

ステップ2. 無料トライアル

2ヶ月間、無料で試せます。トライアルが終わっても自動で有料に切り替わることはなく、自分で有料プランを申し込まない限り課金は発生しません。この期間に、実際の案件を1件登録して、見積から日報・請求まで流してみるのがおすすめです。職人にスマホで日報を入れてもらえるかも、ここで確かめられます。

ステップ3. ご契約

続けると決めたら、有料プランを申し込みます。アカウント数やAI機能の使い方によって月々の費用が変わるので、この段階で見積と利用規約を確かめておきましょう。

ステップ4. 運用

契約後は、専属のサポート担当が運用を支援します。公式サイトに掲載されている利用企業の声には、サポートが充実していてLINEですぐに教えてもらえた、という内容もあります(株式会社章工業)。小さな会社が止まりやすいのは、顧客や取引先の初期登録の段階です。分からないところは早めに担当者に聞くのが、定着への近道です。

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サクミルが向いている会社と、別の道具も必要になる場面

書類と手続きのチェックリストを確認している様子
Photo by Jakub Żerdzicki on Unsplash

サクミルは、案件のお金と現場の情報をつなげたい小規模な工事会社に向いています。一方で、建設会社の事務すべてを1つで済ませる道具ではありません。両方を知ったうえで判断してください。

向いている会社

  • 工事台帳や見積をExcel・紙で管理していて、案件ごとの利益が決算まで見えない会社
  • 日報・写真・予定の連絡を電話とLINEで回していて、社長や事務担当の手が取られている会社
  • 職長や職人にもアカウントを渡したいが、人数分の費用が気になる会社(20アカウントまで定額)
  • 協力会社の人工や稼働日数を、日報から集計したい会社

ほかの現場管理アプリとの比べ方は、小規模向け現場管理アプリの選び方にまとめています。

別の道具や手続きが必要になる場面

公式の機能一覧を見る限り、次の4つは含まれていません。導入しても、これらは今までどおり別に用意する必要があります。

  • 会計(決算書や申告書の作成)。工事ごとの数字は整いますが、会計ソフトや税理士とのやり取りは別です
  • 安全書類(グリーンファイルなど)の作成・提出
  • CCUS(建設キャリアアップシステム。技能者の資格や就業履歴を登録する国の仕組み)の手続き
  • 勤怠管理(出退勤の打刻)。出面や日報で人工・作業時間の記録は残せます

特に安全書類は、現場管理アプリと混同されやすいところです。違いは安全書類と現場管理アプリは別物で詳しく説明しています。

公式サイトの導入事例を要約

公式サイトの導入事例を見ると、多くの会社が「紙・Excel・ホワイトボードからの切り替え」を入口にしています。社名は公式の表記どおりに載せています。

会社名導入前の状態と変化(公式の事例の要約)
テクノ電業株式会社Excel管理から移行し、事務工数を30%削減
株式会社トリコデザインスプレッドシート管理での進捗確認や請求漏れの課題を解消
岩崎建設スケジュール確認のための電話連絡が不要に
株式会社ACTExcel運用の限界からシステム化し、新規雇用が可能に
株式会社堀通信ホワイトボードでの管理からデジタル化
東立工業株式会社FileMakerから移行し、情報の一元管理とコストダウンを実現
株式会社竹内工業所紙の書類管理から、操作性と費用対効果を理由に導入

公式サイトに掲載されている利用企業の声にも、操作がシンプルでプルダウン(選択肢から選ぶ入力欄)が多く報告の間違いが減った(株式会社SAKAE)、携帯の操作が苦手な作業員でも日報やスケジュールを使えた(CRFIT.JP株式会社)、日報で案件ごとの労務費をおおよそ把握できるようになった(共立地下工業株式会社)といった内容が並んでいます。どの会社も、最初から全機能を使っているわけではなく、日報やスケジュールなど1つの機能から始めている様子が読み取れます。

マッセ経由の特典と、マッセとの併用

事務代行スタッフと工事会社の社長の打ち合わせ
Photo by Rock Staar on Unsplash

建設業に特化した事務代行のmasse(マッセ)は、サクミルの紹介パートナーです。マッセ経由で申し込むと、無料期間が延びます。また、サクミルでは扱わない事務をマッセが引き受けることで、2つを組み合わせて使えます。

マッセ経由なら実質3ヶ月無料

マッセを通して正式利用を申し込むと、公式のアンバサダー制度に基づいて無料期間が1ヶ月延長され、実質3ヶ月無料になります。料金は公式と同じで、マッセを通しても追加のご負担はありません。申込の相談はサクミルの紹介ページのフォームから受け付けています。

サクミルは現場の情報、事務はマッセ

サクミルは、日報・写真・案件・見積・請求といった現場の情報を集める道具です。一方で、安全書類の作成、グリーンサイトの対応、CCUSの手続き、請求書の発行や経理の入力といった事務は、誰かが手を動かさないと終わりません。マッセはこうした事務を代行しています。現場の職長はサクミルに日報と写真を入れ、社長は粗利を確かめ、残りの事務はマッセに任せる、という分け方にすると、社内に事務担当を置かなくても回る形を作りやすくなります。代行できる内容はマッセのサービス案内をご覧ください。

よくある質問

Q. サクミルはスマホで使えますか?

使えます。作業日報はスマホから入力でき、現場写真も案件ごとに登録できます。事務所ではパソコンで見積や請求を作り、現場ではスマホで日報を入れる、という使い分けが基本です。

Q. 従業員が5人でも月額は9,800円ですか?

公式の料金は月額9,800円〜(税別)で20アカウントまで含む形です。人数が少ない場合の料金の扱いを含め、適用される条件は申し込む前に見積と利用規約で確かめてください(2026年10月時点)。

Q. 無料トライアルのあと、自動で料金がかかりますか?

かかりません。公式サイトによると、トライアル終了後に自動で課金されることはなく、自分で有料プランを申し込まない限り課金は発生しません。

Q. 協力会社にも使ってもらえますか?

公式サイトに掲載されている利用企業の声では、協力業者やアルバイトも登録すれば担当現場を確認できるとされています。協力会社アカウントは契約社数の集計とは別扱いと注記されていますが、登録の仕方や扱いは、トライアル中に担当者に確かめておくと安心です。

Q. 会計ソフトや安全書類の仕組みは要らなくなりますか?

要らなくはなりません。公式の機能一覧には、会計(決算書・申告)、安全書類の作成・提出、CCUSの手続き、勤怠の打刻は含まれていません。これらは今の仕組みを続けるか、事務代行に任せる形になります。

Q. マッセを通すと料金が高くなりますか?

高くなりません。料金は公式と同じで、マッセを通しても追加のご負担はありません。マッセ経由で正式利用を申し込むと、無料期間が1ヶ月延びて実質3ヶ月無料になります。

まとめ:サクミルは現場とお金の情報を1か所に集める道具

サクミルとは、株式会社プレックスが運営する建設業向けのクラウド型現場管理アプリです。顧客・案件・日報・写真から、見積・原価・請求・工事台帳、出面・発注まで12の機能を備え、新機能のAI見積も加わっています。料金は月額9,800円(税別)で20アカウントまで、初期費用0円、2ヶ月の無料トライアルがあります(2026年10月時点)。紙やExcelで案件のお金が見えない会社には合う一方で、会計・安全書類・CCUS・勤怠は別に用意が必要です。マッセ経由なら実質3ヶ月無料で試せて、サクミルの外にある事務もまとめて相談できます。気になった方は、サクミルの紹介ページから申込の相談をどうぞ。

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