※本記事にはプロモーション(正規代理店としてのサービス紹介)が含まれます。
紹介による採用は、建設業でいちばん費用が安く、定着しやすい経路です。ところが多くの会社では「誰かいない?」と声をかけるだけで終わり、仕組みになっていません。手当の金額と支給の条件、頼み方、断るときの対応を決めておくだけで、紹介は再現性のある採用手段になります。この記事では、紹介採用を仕組みにする手順を解説します。
紹介採用が建設業に向いている理由
- 費用が安い(紹介手当だけで済み、求人広告や人材紹介より桁が違う)
- 人柄が分かっている(紹介する側が責任を感じるため、合わない人は紹介しない)
- 定着しやすい(知っている人が社内にいるので、最初の不安が小さい)
- 職人の世界は横のつながりが強く、同業や前職の仲間という母集団がある
弱点は、タイミングと人数を選べないことです。欠員が出てから声をかけても間に合わないため、常に受け付けている状態にしておくのが基本になります。
紹介手当の決め方
金額
自社の採用単価より十分に安ければ、金額は自由に決められます。求人広告で1人15万円かかっているなら、紹介手当5万円でも大幅に安くなります。高すぎると「金のために紹介する」空気になり、合わない人を連れてくる動機になるので、バランスを考えてください。
支給のタイミング
入社時に全額ではなく、分けるのが定石です。「入社時に半分、3か月在籍で残り半分」という形にすると、紹介する側も続けられそうな人を選びます。紹介された本人にも、入社祝い金として同額を出す会社もあります。
税の扱い
従業員へ支給する紹介手当は、原則として給与として扱われ、課税対象になります。支給の方法と経理処理は顧問税理士に確認してください。なお、職業紹介を業として行うには許可が必要ですが、自社の従業員が自社のために紹介する範囲は通常これに当たりません。制度として報酬を出す場合は、念のため社会保険労務士に確認しておくと安心です。
頼み方で結果が変わる
「誰かいない?」では動きません。次の3点をそろえて伝えてください。
①どんな人を探しているか、具体的に
「内装の経験がある人、または未経験でも朝7時半に集合できる人を2人」のように、人数と条件を言います。曖昧だと、相手も誰を思い浮かべればいいか分かりません。
②渡せるものを用意する
口頭だけでは伝言ゲームになります。求人のURL、または条件をまとめた1枚をスマホで送れる形にしておいてください。紹介する側が、そのまま相手に転送できる状態がいちばん動きます。
③紹介したあとの流れを伝える
「連絡先を教えてもらえれば、こちらから電話します」「まず現場を見に来てもらうだけでも構いません」と、相手の負担が軽い形を示してください。紹介する側がいちばん嫌がるのは、強引な勧誘になることです。
断るときの配慮
紹介採用でいちばん難しいのが、採用を見送る場合です。断り方を誤ると、紹介した職人との関係が悪くなり、二度と紹介が来なくなります。
- 結果は、紹介者ではなく本人に直接伝える(紹介者を板挟みにしない)
- 紹介者には「今回はご縁がなかった」と結果だけを伝え、理由は本人のプライバシーに配慮する
- 紹介してくれたこと自体に礼を言い、次も声をかけてほしいと伝える
- 条件が合わないだけなら、時期を改めて声をかける可能性を残す
この配慮があるかどうかで、紹介が続く会社と止まる会社に分かれます。
グリーンサイト・Buildee・CCUSの登録や更新を、まるごと任せたい方へ。無料の資料を請求する →
紹介で入った人を定着させる
紹介者がいることは安心材料になる一方、気を遣って本音を言えないことがあります。「紹介してくれた人に悪いから辞められない」と抱え込ませないよう、紹介者以外の人が話を聞く機会を作ってください。
また、紹介者を同じ現場に固定しすぎないほうが、本人が自立しやすくなります。最初の1か月は一緒、その後は別の職長の下でも動ける形にすると、関係が仕事に偏りすぎません。定着の考え方は新人職人が辞める理由にまとめています。
紹介だけに頼らない
紹介は安くて定着しやすい反面、人数とタイミングが読めません。年に何人必要かが決まっているなら、通年で出しておく媒体と組み合わせてください。紹介で決まれば掲載を止めればよく、決まらない年でも採用の手段が残ります。
マッセは建設・建築業専門の求人サイト「GATEN職」の正規代理店として、通年掲載のご相談と求人原稿のたたき台づくりをお引き受けしています。詳しくはGATEN職の掲載相談ページをご覧ください。手段ごとの費用の違いは職人1人を採用するコストで比較しています。
よくある質問
Q. 協力会社の職人を引き抜く形になりませんか?
取引関係のある会社の職人に声をかけるのは、関係を壊すおそれがあります。社内で「取引先からの引き抜きはしない」という線引きを決め、紹介を頼むときにも明示してください。相手から辞める相談を受けた場合の扱いも、あらかじめ決めておくと迷いません。
Q. 紹介手当を出すと、社内の空気が悪くなりませんか?
制度として全員に公開し、誰が紹介しても同じ条件にすれば問題になりにくいです。逆に、特定の人にだけ個別に渡すと不公平感が出ます。朝礼などで一度きちんと説明してください。
Q. 紹介された人の選考はどうすべきですか?
通常の採用と同じ手順で行ってください。紹介だからと面接を省くと、条件の説明が抜け、入社後に食い違いが起きます。労働条件通知書の交付も当然必要です。
Q. 退職した元社員から紹介を受けてもいいですか?
問題ありません。円満に辞めた方は良い紹介者になります。手当の対象にするかどうかは、制度として決めておいてください。
まとめ:条件と頼み方を決めれば、紹介は仕組みになる
職人の紹介採用は、費用が安く定着しやすい経路です。仕組みにするには、紹介手当の金額と支給のタイミング(入社時と3か月後に分ける)を決め、全員に公開すること。頼むときは、探している人を具体的に伝え、そのまま転送できる1枚を渡し、相手の負担が軽い流れを示すこと。見送る場合は本人に直接伝え、紹介者には礼を尽くすこと。この3点がそろえば、紹介は続きます。人数とタイミングが読めない弱点は、通年の掲載で補ってください。ご相談はGATEN職の掲載相談ページから承っています。