グリーンサイトに協力会社を登録する方法は、大きく3つあります。相手に自社でIDを取ってもらう、自社が代行企業として登録する、現場に追加して相手に入力してもらう。どれを選ぶかで、その後の手間の分担がまるごと変わります。この記事では3つの違いと選び方、そして進めるときの注意点を整理します。
3つの方法とその違い
まず全体像です。手間を誰が負うかで整理すると分かりやすくなります。
| 方法 | 入力するのは | 向いている相手 |
|---|---|---|
| 相手にIDを取ってもらう | 協力会社自身 | 複数の元請と取引があり、今後も継続的に現場に入る会社 |
| 代行企業として登録する | 自社(上位会社) | パソコンが苦手、人数が少ない、たまにしか入らない会社 |
| 現場に追加して入れてもらう | 協力会社自身 | すでにIDを持っている会社 |
すでにIDを持っている相手なら3つめが基本です。持っていない相手に対して、1つめを勧めるか2つめで巻き取るかが、実際の判断どころになります。
相手にIDを取ってもらう場合
協力会社自身がグリーンサイトの利用契約を結び、企業登録を行います。以降は自分たちで作業員の登録や更新を行うことになります。
この方法の利点は、自社の手間がかからないことと、相手が他の元請の現場でも同じアカウントを使えることです。相手にとっても長い目で見れば楽になります。
弱点は、相手が動いてくれないと何も進まないことです。「登録しておいてください」と伝えたきり数週間止まる、というのはよくある話です。現場の期限が迫っているなら、次の代行企業登録に切り替えたほうが早いこともあります。
代行企業として登録する場合
相手がアカウントを持てない場合に、上位の会社が代わってデータを登録する仕組みです。作業員情報も含めて自社側で入れることになります。
費用は代行企業1社あたり年2,400円(税別)で、法人格を持たない一人親方は無料とされています。負担するのは代行する側です。
注意点は2つあります。ひとつは、資格証や保険の資料を相手から集める必要があること。入力自体は自社でできても、元になる資料がなければ埋められません。もうひとつは、相手があとで自分のIDを取ったとき、代行登録を解除して登録し直す手間が発生することです。
どれを選ぶかの判断基準
迷ったら、次の2点で決めてください。
- その協力会社と今後も継続的に付き合うか。年に何度も入ってもらうなら、相手にIDを取ってもらったほうが最終的に双方が楽です。
- 現場の期限までに時間があるか。差し迫っているなら、待たずに代行企業登録で進めます。
実務では「今回は代行で入れて、次までにIDを取ってもらう」という進め方が現実的です。現場を止めずに、相手の自立も促せます。
よくある質問(FAQ)
Q. 協力会社が検索しても出てきません。
まだ企業登録されていない可能性が高いです。相手にIDを取ってもらうか、代行企業として登録することになります。なお、似た社名の会社を選んでしまう事故を防ぐため、所在地や建設業許可番号で照合してください。
Q. 代行登録した会社の情報は、こちらで自由に直せますか?
代行企業として登録したデータは、登録した側で管理します。ただし内容は相手の会社の情報なので、勝手に書き換えず、変更があれば必ず相手に確認してください。特に保険の加入状況は実態と合っている必要があります。
Q. 一人親方が3社から代行登録されることはありますか?
あります。取引先ごとに別々の会社が代行登録するのは、システム上想定された動きです。ただし本人からすると、どの会社が何を登録しているのか把握しづらくなります。取引先が増えたら自分のIDを持つよう勧めてあげるとよいでしょう。
Q. 登録を協力会社に任せたら、いつまでも進みません。
よくあることです。多くの場合、やり方が分からないまま止まっています。必要な資料の一覧を渡すか、電話で一緒に画面を見ながら進めると動き出します。それでも難しければ代行企業登録に切り替えてください。
まとめ:継続する相手はID、急ぐときは代行
グリーンサイトの協力会社登録は、相手にIDを取ってもらう、代行企業として登録する、現場に追加して入力してもらうの3つです。継続的に付き合う相手ならIDを取ってもらい、期限が迫っているなら代行企業登録で進めるのが実務的な判断になります。協力会社の取りまとめや資料集めに手が取られているなら、建設業特化の事務代行マッセにまとめてお任せいただけます。