「建築業事務あるある」を調べてみた!

建設業事務あるある10選|リアルな現場の実態とは

「建設業の事務って、実際どうなの?」

そんな疑問にお答えするべく、この記事では中小建設会社のリアルな現場を知る視点から、建設業事務の“あるある”を10個ご紹介します。

「やめとけ」と言われることもある建設業の事務ですが、実際には独特な慣習やちょっとクセのある職場環境に戸惑いつつも、「なんだかんだ楽しい」と感じる人も少なくありません。

これから応募を考えている方、今まさに悩みながら働いている方に向けて、共感と気づきをお届けします。


建設業事務あるある10選

① 男性ばかりの職場。でも意外と優しいギャップに救われる

建設業は圧倒的に男性社会。職場も周囲もほぼ男性です。
書類の扱いが雑だったり、言葉がちょっと荒っぽかったり…最初は驚くこともあります。

でも重い荷物を運んでくれたり、「大丈夫?」と声をかけてくれたり、実は優しさが垣間見える場面も多いです。


② 安全書類の沼。提出地獄にハマる

建設業の事務といえば“安全書類”。
グリーンサイト・ビルディなどのシステムを使いながら、毎回異なるルールに対応する必要があります。

作業員の追加や現場の変更があるたびに書類を修正・再提出することも…。
とにかく、地味にしんどい業務です。


③ 月末の請求処理は修羅場

発注と請求の照合作業は、業界特有の「出来高計算」などもあり、複雑さが段違い。

材料・協力会社・人件費など多方面からの請求が重なる月末は、まさに修羅場。
慣れるまでは混乱必至ですが、経験とともにコツも掴めてきます。


④ 職人さんが突然やってくる

「ついでに寄った」などと、アポなしで現れる職人さんたち。
書類提出や相談でふらっと来社されることが多く、集中していた作業が中断されることも…。

ただし、顔を合わせて話せることで信頼関係が深まるメリットもあります。


⑤ 夏なのに極寒。冷房が効きすぎる事務所

現場から戻った人に合わせて冷房は全開。
事務所でデスクワークしていると、夏なのに足元が冷えて凍えそう…なんてことも日常茶飯事。


⑥ 担当者に連絡がつかない

電話対応でよくあるのが、「○○さんいますか?」→「現場に出ていて不在です」の繰り返し。

急ぎの要件でもすぐには伝わらず、もどかしさを感じることも多いです。
その分、丁寧な受け答えと気配りが重要視されます。


⑦ 昭和気質な空気が残る職場

建設業は年配者が多く、昭和の価値観が色濃く残る職場も珍しくありません。

ストレートな物言いや無遠慮な質問に戸惑うことも…。
ですが、長年の現場経験がある人たちは実はとても頼れる存在だったりもします。


⑧ パソコンが苦手な上司に振り回される

「エクセルが開かない」「インターネットが繋がらない」など、パソコン操作の“なんでも屋”になることも。

デジタル化が進む一方で、年配の方のITリテラシーには差があり、自然とあなたがサポート役に回ることに。


⑨ 土木・建築用語が難解すぎる

最初は「出来高?」「台帳?」と、わからない単語のオンパレード。

ですが、日々業務に関わる中で自然と用語に慣れていきます。
資格の勉強をしておくとより理解もスムーズになります。


⑩ なぜか「女の仕事」と決めつけられがち

「お茶出しお願いね」「女性は気が利くからね」など、性別に紐づいた固定観念が残っている職場もあります。

悪気がない分モヤモヤする場面もありますが、柔軟に捉えて仕事をこなすことで徐々に信頼も得られるはず。


建設業の事務は大変なことばかりではない!

建設業事務はたしかに大変な部分もありますが、合う人にとってはやりがいのある職場です。

  • 安全書類や請求処理など、他業界にはない業務

  • デジタルとアナログが混在する環境

  • 人間味あふれる人たちとの日常

こうした“クセ”に慣れてしまえば、意外と快適に過ごせることも多いです。


未経験でも大丈夫?必要な資格はある?

多くの求人では「未経験OK」「異業種から歓迎」とされています。
とはいえ、実際の現場では覚えることも多く、初めのうちは大変かもしれません。

以下のような資格があると仕事がスムーズに進められます。

  • 日商簿記

  • 建設業経理士

  • MOS(Excel)

  • CAD関連の資格

なによりも大切なのは、真面目にコツコツ仕事に取り組める姿勢人とのやりとりを楽しめる性格です。


【まとめ】建設業事務に向いている人とは?

以下に当てはまる方は、建設業事務に向いているかもしれません。

  • 人付き合いが得意 or スルースキルが高い

  • デジタルにもアナログにも対応できる

  • 自分で段取りを組むのが好き

  • 細かい作業も苦にならない

  • 業界の“クセ”を面白いと感じられる

「やめとけ」の声に流されず、自分に合った働き方を見つけてくださいね。

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